おーい、いるかーっ? ・・・ ほーいっ、寄っと くれーっ! 


   1972年 ・・・ オラが、信濃平スキー場でパトーロールのバイトしてた頃

   白樺食堂の、煙突式石油ストーブの周りは、雪で湿ったヤッケ・手袋を乾かすスキーヤーが群がり

   第一リフト乗り場近くの 「みゆき食堂」 でも、石油ストーブの前にスキーヤーたちがたむろして

   モツ煮を食い、ラーメンすすり、ビール飲んで ・・・ リフトには、乗車待ちの長い行列が並んだ

   飯山市のスキー場入込数推移(飯山市商工観光課調べ)
 

   当時、灯油価格は20円/L、リフト一日券3500円、現在、灯油5倍、リフト一日券、変わらず

   大卒初任給は4倍、飲食店のビール大瓶は3倍になってるが、民宿一泊4000円→6000円
   
   その上 スキー客 激減 ・・・ これじゃ、経営成り立つわけないでしょ  ・・・ それなのに

   50年前から現在まで営業してる ・・・ と、ゆーことは ・・・ 親が創業、子が継承

   因みに、オレが小学校入学時の同級生、
   親の職業が農業だった者 97%、卒業後、子が農業を生業(なりわい)としたもの 3%

   民宿を営んだ家16% 現在も、やってる家0%、

   我が両親、民宿開業昭和40年、その後中断・再開を経て、昭和59年廃業、通算14年営業 
 
 
   赤字になる前に廃業したから、オレの給料を運転資金として当てにすることはなかった

   この先どうなる、って? ・・・ 「表」 見りゃ、誰でも予想できるっしょ!

   ぬるま湯に(つか)って、湯から上がる時機 (いっ)すれば、ぬるま湯は遠からず水になる