有害鳥獣駆除に、無線は必需品

アマチュア無線は、個人的な無線技術の興味によって行うものであり、連絡手段として使用してはならない。
十分承知している。したがって、我々猟友会の使用目的は、山間部での最適運用技術の研究であって、
狩猟に関する会話は、即ち、マイクの音量を調べる 『テスト、テスト、本日は晴天なり』 と同義である、なんちゃって。

冗談です。厳密には、電波法では、そういう決まりですが、会話の内容を指摘されることはありません。
その、アマチュア無線、交信を行うには、無線従事者免許証と無線局免許状の2種類必要。後者だけ有効期限5年。

実は私の 「局免」 15年前、期限切れになったが、携帯電話が普及、もう使うことはあるまいと、更新しなかった。
最近、有害鳥獣駆除で使う機会が増えたため、久方ぶりに更新。晴れて昔のコールサイン(呼出符号)が復活。

今は誰でも携帯電話を持ってるんだから、無線なんか必要ない、と思うでしょ。
さにあらず、無線の最も便利で、かつ、不便なところ、同じ周波数にすれば、みんなに会話を聞かれる。
つまり、内緒話はできないが、みんなに聞かせたい話は1回で済む。

「各局、こちら、JEゼロTMP、麓の杉林から出たウサギ、北の方角に逃走中、その方面の射手、注意!」
これだけで、全員が情報・臨場感を共有できる ・・・ ドーン ・・・  「こちら、JJゼロ○×△、命中!」
『オーッ!』 雪の中、スノーシューで歩いた疲れ、いっぺんに吹き飛んじゃうのだ。

もうひとつ、災害があると、電話は大混雑で使えなくなることがある。アマチュア無線なら大丈夫。
我が家族、5名が有資格者。この際だから、全員の 「局免」 復活させ、非常時に備えよう。

遠くまでは、届かないんじゃないの? 私、三級(旧電信級:出力上限50W)) 地球の裏側まで可能。
遊びのようでありながら、こういうもの、持ってればいつか役に立つ、そもそも、免許は荷物にならない。
若くて元気なうちに、いろんな免許を取っておけば、定年退職後の可能性、収入の道も、広がりますゾ。