菜の花まつりは1週間後 ・・・ 菜の花公園は ・・・ 「調整」 が効いて満開は、いま少し先になりそう ・・・ で渡し舟、進水 ・・・ 準備完了

今年の新企画、ガイド実施 ・・・ 原稿はオイラ、ナレーションは女性 ・・・ 特別大サービス、愛読者の皆さま限定、ガイド原稿見せちゃう ・・・ 


・・・ 本船が運航しております千曲川は ・・・


長野県、山梨県、埼玉県にまたがる甲武信ヶ岳 2475m から流れ出て、小諸、上田、長野市を経て、ここ飯山市に参ります。

また、北アルプス 槍ヶ岳 3180m を源流とする梓川も、安曇野市、松本市を経て、

途中、犀川と名前を変え、長野市で千曲川に合流、飯山市に流れます。


この千曲川の流域面積は、長野県全域の55%にもなります。つまり、広い長野県に降った雨の、約6割がここに流れ込むのでございます。

したがいまして、この千曲川、新潟県で信濃川と名前を変え、長さが日本一なだけでなく、流れる水量でも日本一、

そして、その約半分は、春の雪解け時期に流れます。

北アルプス、志賀高原など、日本有数の山々、そこに積もる大量の雪、それが豊富な水量の源でございます。

因みに、日本の流水量2番目は、北海道の石狩川、長さで2番目は利根川でございます。


千曲川は、新潟県に入りますと信濃川と名前を変えますが、

正式に長野県側を千曲川、新潟県側を信濃川としたのは、明治29年の、河川法制定からでございます。

このように、同じ川でありながら、県が変わると名前が変わる川は他にもございます

たとえば、淀川は、河口のある大阪府で淀川、京都府では宇治川、滋賀県にさかのぼれば瀬田川と呼ばれ、

富士川もまた、河口の静岡県では富士川、山梨県と長野県では釜無川と呼ばれております。


飯山市は山に囲まれ海抜が高い、と、皆様、思われますが、千曲川流域の主な市町村は、松本市600m、上田市450m、長野市は360m、

そして、飯山市のこのあたりは、320m、新潟県との県境、栄村 塩尻集落では海抜260m、長野県で一番海抜が低い集落でございます。


右手に、菜の花公園が見えてまいりました。

♪ 菜の花畠に入り日薄れ、見渡す山の端 霞ふかし 春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて におい淡し♪

皆様よくご存じのこの歌「おぼろ月夜」は、お隣、旧豊田村出身の高野辰之さんが

飯山尋常小学校の教師をされていた時、菜の花の頃、ちょうどこの季節の、この風景を見て、作詞されたと伝えられております。

その菜の花、全国各地では、菜種アブラの原料となるアブラナの花でございますが、

ここ飯山地方では、古くから漬物として食べられている野沢菜の花でございます。

秋に収穫され、株のまま、雪の下で長い冬を越し、春になり、とう立ち菜となって花開き、私達の目を楽しませてくれるのでございます。


まもなく、菜の花公園の船着場に到着いたします。

本日は、ご乗船いただきまして、まことにありがとうございました。