話すことに慣れていないと、言ってはいけないことを言ってしまうことがあり、
書き慣れていないと、書いてはいけないことを書いてしまう傾向がある。

印刷した年賀状、相手に合わせてひと言書き添える ・・・ 即興で書くことがほとんど
つまり、思いつきで書く。書いてから読みかえして、書きなおしたいと思っても、消しゴムで消せない。
ハガキ代50円がもったいないから ・・・ ま、いっか、と投函する。
何年も顔を合わせていない相手が、そのまま読んで、気を悪くしないか、
年賀状を出した後でも気になるが、そのうち忘れる。

出した相手ごとにコピーしてる人はいないだろうから、来年になれば書いた内容、全く記憶にない。
毎年、同じことを書く人もいる。みんなに同じお世辞書くんだろうなと興ざめする。
相手が、1年前の年賀状見て渋い顔してるなんて、思いもよらない。
こうして、年賀状のやり取りが途絶えることもある。

では、どうすればいいか。

一覧表形式で相手の名前と、コメントを作って、何度か読みかえして清書する、なんてのはどう?
もらった年賀状と一緒に保管しておいて、翌年、新たな年賀状作る時、その一覧表を読み直す。
昨年のコレ、やばいなと思ったら、次の年賀状に、ごめん、と書き添えれば、
かえって友情が深まるかもしれない。

両面印刷できるプリンターが1万円以下で買える時代だから、
全部手書きと同じように、相手によって内容を変えて印刷できるソフトが欲しい。
パソコンって、本来、そういうことが得意な機械。
対応した年賀状ソフトあるんじゃないかと探したが、ない。業界は関心がないらしい。
残念ながら、将来的にも期待できそうもない。

こういうこと ・・・ 思った時に実行しなければ、永遠に進歩はない。

私は、毎年、年賀状と暑中見舞を1枚余計に印刷して専用ファイルに貼り付け、
見返しては、この年は、こうだったと楽しんだり、このネタは使用済み、と振り返ることにしている。

たかが年賀状、されど年賀状。

書いてみて、三度見直し、ダメならボツと割り切りたい!