野尻湖(信濃町パンフレットから転載)

・・・ 野尻湖で駒澤大学・学生が、恒例の合宿打ち上げダイブで水難事故 ・・・
昔、真夏の野尻湖一周遠泳大会に出た。湖水表面は太陽に温められて暖かかったが、
50p下は震えるほど冷たかった。標高660m、春といっても残雪があり、実質・冬。

・・・ 雪が降った白馬大雪渓で、雪崩遭難事故 ・・・
凍って固い雪の上に新雪が積もれば、表層雪崩が起こるのは、あたりまえ。
そんなとき、不用意に沢筋を歩くなんて非常識、と雪国住人なら、だれでも思う。

・・・ 春の海、ひねもすのたり、のたりでも、寒冷前線通り過ぎれば突風、そして大しけ ・・・
だから、出かける前に天気図を見て、1時間ごとに灯台の海況放送を聞く。これ海の漁師の常識。
知らず沖に出た若い頃、命からがら逃げかえって、言われた。 ・・・ 長野の山猿は海を知らん

・・・ いずれも、知ってれば起こらなかった ・・・
が、事前に注意されて、はいそうですか、と従っただろうか?所詮、聞く耳を持つのは、難しい。

朝、起き抜けにつけたテレビから、飛び込んできた言葉 
・・・ 人生は与えられた時間! ・・・ なるほど、行動する前に、一瞬でもそう思えば ・・・
或いは、結果は違ってたかも知れないし、でなくても、無念さを抱かずに、済んだかもしれない。