温井から、更に奥へ行けば 懐かしくて、思わず立ち止まってしまうような、光景がある。 ・・・ あの窓の向こうには ・・・ パンツ一丁のおやじが、大の字になって昼寝してて ・・・ 年かさの似た子が3人ばかり、ねっ転がってて 簡単服のおっかあの胸に、赤子が吸いついたまま眠っているに違いない。 ずうーっと昔 ・・・ 貧しくても、みんなが幸せだった頃 ・・・ 「しあわせ」に、気づきさえしなかった頃 ・・・