近所でお葬式があって、「無情会」の坊さん役を頼まれた。

「無情会」は、この地域のしきたりで、葬儀があった夜、村人がお悔やみに集まる。
大抵は村の誰かが坊さん役になって、お経をあげる。
電話がきて、坊さん役を頼まれた。
えっ、おれかいっ?と聞きかえした。
いつのまにか、そんな年齢になったんだなあと変に感心した。

親父が14年前に亡くなって、菩提寺の檀家総代を引き継いだ。
信心深いわけでもなんでもない。政治家ではないが世襲なのだ。
お陰様で、門前の小僧そのままに、お経を唱えることができる。

ところで、

簡単に引き受けたものの、うーむ、また今度、どこかで葬儀があれば・・・
しかたないから、名刺に「sometimes坊主」とでも追加するか。(タハ)