・・・ 東京オリンピック ・・・

2回めの開催が決定して、案の定、売買取引が増えたのは、日本初の記念貨幣・1000円銀貨。
 

昭和39年10月2日(金) 中学3年生だった私は、この朝、外様郵便局前で、三番目に並んでいた。
ほかには、10人ほど。みんな外様の住人だったんだろうが、誰がいたか、まったく記憶がない。

翌年入学した県立高校、1か月の授業料が800円。前年までの600円から、値上げされたのだった。
平成22年、高校授業料は月1万円。ということは、現在価値に換算すれば16,000円相当か?

取引価格推移は、昭和48年2万円、55年1万円、最近2千円程度。
今後、話題性から若干値上がりするだろうが、高校授業料の額までは無理だろう。

その後、発行された記念硬貨は全て、複数枚ずつ収集した。
しかし、平成になって、昭和天皇在位60年金貨が、大量偽造される事件が発生
10万円金貨は、実質的に使えなくなった。

1升マスに一杯ほどあった記念硬貨、ばかばかしくなって、すべて、普通預金に入金した。
それすらも、真偽確認のために、日銀に持ち込まれ、金額確定が1週間後になった。
投資効果ゼロ、利息もつかない。あの、窓口に並んで手に入れた手間は、一体なんだったのだ。

いま、手元に残るのは、この銀貨1枚と、長野オリンピック記念硬貨のみ。
所詮、もうかるのは発行元の日本国だけではあるが、
2回め東京オリンピック記念硬貨が出されれば ・・・ ははは、交換しに行くぜ。

・・・ 中学3年生のあの日、学校には遅刻したが、なんと言い訳したのか、どうしても思い出せない ・・・


 ※ 本物の10万円金貨でも、現金としては流通しませんが、預金する場合にかぎり、
          日銀の鑑定を経て、受け入れてくれる銀行が多いようです。