・・・ 30年ほど前 ・・・

先輩の 「みついさん」 と、東京へ出張した。

勤務先が導入するパソコン、
IBM5550(上)と、FACOM9450(下:富士通)の
どちらにするか、機種選定の視察だった。

5550には、マルチプラン、
9450には、エポカルク、という
それぞれの表計算ソフトが 「売り」 だった。

とても便利そうだったが、メーカーの研修を受講して、
分厚い難解なマニュアルを、あっち見、こっち見して、
それでも、誰にでも使えるには、程遠かった。

・・・ それが今 ・・・ どこの事務所でも ・・・

パソコン画面を覗きこむ風景が当たり前。
老若男女、事務員も、そうでない者も
ビックリするほど、使いこなす。

・・・ で ・・・
 
我が尾崎区、自治会の帳簿を、エクセルのマクロで作ってある!
誰が作ったんじゃ、こんな難しいの。と、あたりを見回すと、えー、そうですか、と言う若者達。
・・・ 作ったの誰か知らねーけど、テキトーに使ったら、うまくいきました ・・・ という。

・・・ むむむ、恐るべし!・・・

この小さな村に、自称・専門家の爺以外に、パソコン帳簿を作れるのがいて、マニュアル見ずに使いこなす者もいる。
そういえば、単三乾電池6本も使う電卓を初めて手にした40年前、「+−×÷」 と、「=」 はすぐに分ったが、
CとCE、MRだのMCだの、未だに分らんというご同輩。気軽に役員を引き受けると、後悔するかも知れませんぞ。