長野市の姉夫婦が手塩にかけた高級リンゴ・フジ ・・・ 冬の楽しみ
私が小学生の頃、外様地区でもリンゴを栽培していた。主な品種は国光と紅玉
紅玉は酸っぱくて苦手。 国光は、ものすごく固いけど、甘くてうまかった。
・・・ 当時 ・・・
男の子の遊びといえば、「ぼっかん・水雷」
ふた組に分かれ、電柱を基地にして、毎日毎日、飽きもせず同じ遊びをした。
一人の婆さんが、国光を手に、子供達の遊びが終わるのを待っていた。
・・・ その国光は婆さんの水筒 ・・・ 「ぼっかん・水雷」 の勝負がつくと
道端から立ち上がって電柱に近寄り、リンゴで何度も木製電柱をたたいた。
そして ・・・ 柔らかくなった国光を ・・・ 歯のない口で、旨そうにすすった。
年寄りが固い国光を楽しむ、道具のいらないリンゴジュースだった。
マネしてやってみた、リンゴを食った時の、爽やかさが全くない。
固い国光を丸かじりする爽快感 ・・・ それは ・・・ 若さの特権だったのだ。