楽しい里帰り、いつまでも
 
 
昔、むかし、ある村に、三人姉妹 ありました

姉たち二人、それぞれ、いい人見つけ、嫁に行きました

最後に残された末娘・・・ 親が決めた婿養子を迎え ・・・ 両親と暮らしました

盆・暮れ

姉たち ・・・ 子や孫を連れ実家に帰省 ・・・ 泊まってゆきました

20数年が過ぎ、両親は老人ホームに入りました

末娘 ・・・ 入居費用の援助 ・・・ 姉たちに頼みました

が、姉たち 

『いままで、親の年金で、いい暮らし、してきたんでしょ』 

と、応じませんでした

その後

姉たちが里帰りすると、末娘は言いました 

『よそで泊ってちょうだい』

両親が亡くなりました

末娘 ・・・ 親の面倒みたのはアタシ、遺産全部相続、当然 ・・・ しかし

姉たち、相続放棄に、応じません


たかが

片田舎の家屋敷・(でん)(ぱた) なのに ・・・ 相続 ・・・ 暗礁に乗り上げたまま

 
 

以上は、ハチトリの 「作り話」 で、あります

が ・・・ そーならないようにする事こそ ・・・ 親の役目

楽しい里帰り、末ながく続けたいものであります。