ある夏の日
通りかかった初対面のおばさんが、車から降りてきて言った。

「おたくの芝生は草がないけど、なんか特別な種類なの?」
「いーえ、ホームセンターに売ってた芝生ですヨ。水と肥料を
充分やって、しっかり刈りこめば、芝は草より成長が早いから、
草が負けちゃうんです。除草剤は使ってません。」って言いました。
そのおばさんは、納得したような、しないような顔で帰った。

別に煙に巻いたつもりはなかったけど、20年のあれやこれやを
しゃべりだしたら、おばさん、帰れなくなっちゃう。
ということで、罪滅ぼしに、若干の「おれ流」をご披露。

下の写真は、本日5月17日。芝生は、やっと少し緑になった。
毎日30分くらい、芝生に散水しながらあちこちテキトーに草取り。
草刈鎌を地面に深く刺して、草の根を抜く。
深く差すのは、スパイクを兼ねるため。だから、スパイクはやらない。
あちこちテキトーに、は@散水を浴びないようにA草取兼スパイクだから
そして、B飽きないため。

草取りは飽きたらやめる、一生懸命やらない。
その日の目標なんか絶対作らない。
大きい草の取り残しがあっても、見ないようにする。
草の方が勢いを増してヤバくなっても無視する。
完全に草が勝っても、「草だってグリーンカバーになる」
とやせ我慢して納得する。

よく、ひとさまが心配してくれます。「芝生は管理が大変でしょう」と
完璧をめざせば大変なんでしょうね。きっと。