♪ 仰げば尊し ・・ を歌う、飯山市立城北中学校・卒業生たち 

民生・児童委員として卒業式に参列
この歌を歌いながら涙を流す女生徒を見て、毎年、もらい泣きする爺だが、今年は違った。

・・・ PTA会長・挨拶 ・・・ 

卒業生の参考になれば、と切り出す。 おやーっ、大きく出たな、と、思わず顔を見た。

曰く ・・・

高校生の時、出ると負けの弱い剣道選手だったが、ある時、夢中で飛び込んで、1本取った。
その試合も、結局、負けた。しかし、顧問の先生が、1本取ったことを、とてもほめてくれた。
失敗しても失敗しても、一生懸命やってれば、きっといい事がある、という感動的な話だった。

・・・ 聞きながら、不覚にも、涙を流した。子供たちも、泣いていた ・・・

・・・ うーむ、恐るべし、飯山には、若いが、人を感動させる男がいる ・・・

はっきり言って、校長や、来賓のお偉いさんの話は、かすんだ。
美辞麗句、偉人の言葉の引用は、わざとらしく、浅慮みえみえで、鼻白む。

体験談、それも失敗した話を、堂々と自分の言葉で語ることは、勇気がいる。
聞いた子供たちは、りっぱな大人にも失敗があったんだと、身近に感じて、やる気を出す。
失敗談こそ、多くの人々に感動と勇気を与えるという、見事な実例だった。

これ、まさに 
贈る言葉!