・・・ おうっ! ・・・ 達者でいたかい? ・・・
 
  久しぶりに会った同窓生・卓球部のТ君に聞いた ・・・ いや、それがなあ

脳梗塞で倒れ、タイヘンな思い、今もしてる、という ・・・ ヒトゴトではない

うちへ帰って ・・・ たしか、あの辺りにあったはずだ ・・・ あった、あった

ホコリかぶってる血圧計を引っ張り出して ・・・ 数年ぶり、腕を差し込んだ



定年退職、3人の子供たちも片付き、悠々自適の毎日 + 多少・地域貢献

それなりに充実してる人生 ・・・ 思い残すことは ・・・ ナイ ・・・ が

ホンネは ・・・ 「死」 ・・・ まだずっと先 ・・・ と 楽観

今年は、アレ直そう、あそこへも旅行しなきゃ、などと呑気に構えてた

実は ・・・ 60代後半 ・・・ きわどい砂上の楼閣 ・・・ と、思い知った



「その日」 は、誰にも必ず来る

それは今日かもしれないし、明日という日は、永遠に来ないかも知れない

例え、突然でなくても ・・・ 病室のベッドで ・・・ 「終活」 できるか?

手足どころか ・・・ 言葉使えなくなれば 「言い残す」 ことさえできぬ

無念残さず旅立つには 「毎日終活」 即ち、今日かぎりと生きるしかない