昨年、外様駐在所に、こんな電話があったそうだ。

『狩猟免許が無いのに、畑に「とらばさみ」を、かけてる人がいる』

電話したのは、もちろん私ではないが、タヌキやムジナに、
丹精込めた野菜を食い荒らされた人の気持ちは、よくわかる。
が、違法行為として ・・・ 当局に、たっぷり絞られたらしい。
 
   「とらばさみ」 丸い部分を踏むと、強力なばねの力で外側
の枠が閉じ、小型獣の足をはさんで、逃げられなくする

 「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」 というのがあって、狩猟免許を持たない人が、自分の畑であっても、
とらばさみなどの罠を掛ければ違法。待ち伏せて、バットで殴って殺しても、ダメ。
じゃ、農家は、黙ってがまんしろというのか ・・・ 

立ち上がった人達がいる。山ノ内町の農家。約15名が、狩猟免許を取得して、自分の畑にわなをかけている。
そのうち、4名はお母ちゃん。かかちゃったら、どうする?自分で 「処理」 できない場合は、銃を持っている猟友会員に
連絡して、それを依頼する。また、各地域で、農業委員の狩猟免許取得も奨励されている。

そこで ・・・ 来たる1月20日(日) 長野県北信地方事務所で、狩猟者確保集会が開かれる。

農林被害が、益々増加しているのに、狩猟者の減少と高齢化が深刻。
新たな免許取得者を増やし、合法的に有害鳥獣駆除しようという企画だ。
やりたいが、もう年だし無理だと考える人もいるだろうが、そんな事はない。

私は、身体が動く限り、有害鳥獣駆除を続けたいと思っている。
体力がなくなってからも安全に使える銃を、と、空気銃も導入した。
残念ながら、自分の畑は自分で守るしかないのが、日本の国なのだ。 
 
・・・ どうすれば免許取れるか ・・・  試験は難しいのか ・・・ 猟期(11月〜翌年2月)以外にやっていいのか
そこを知っていただくのが、この集会の目的です。
関心ある方は、こちらをご覧ください。なお、申込期限を過ぎておりますので、参加可否についても、お問い合わせください。