あちこちに大被害をもたらした台風が去った。
千曲川の様子を見に行くと、5月末の水害時より1.5m水位が低く、河川敷の耕地は冠水していない。
当地は被害を免れた。

ところで・・・あの、対岸に見える白いのは・・・?
 
広井川排水機場から吐き出される大量の水だ。  

千曲川の水位が上昇して広井川に逆流するのを防ぐため、堤防にある水門(下左)が閉められる。
行き場がなくなった広井川の水が、回りの人家や田んぼに流れ込むのを防ぐため、ポンプアップして(下右)
  
堤防を越して、千曲川に流しているのだ。

水害があると、堤防工事がされて、堤防は更に高くなる。
水位が高くなるから、水門を作って逆流を防ぐ。
堤防の水門で行き場がなくなった内水(支流の水)を、
ポンプで千曲川に流す。
大雨が降ると、千曲川の水位は更に増える。

これを称して 「いたちごっこ」 という。

それはともかく・・・
台風でご苦労された皆さん、お疲れ様でした!