むこうの崖に巣穴があって、夜な夜な3匹のコブタ、ならぬ、タヌキが軒先をうろつくという。
なにしろ、餌がなくて、ヤロどもも大変だが、仏ごころは禁物。
平清盛の、二の舞になって、ヘイ家、ちがった、トウモロコシが全滅するのは目に見えてる。
・・・ しかし ・・・
世間の人々 「タヌキ出るから、おねがーい!」 と、気軽に頼んで来る。
1匹獲れば、○○円って金になるんだろう、そうでなくても、行政から手当貰ってるんだろう
って、きっとみんな、思ってんだろうね。
たしかに、カラス、カワウ、アオサギ、イノシシ、シカ、クマ、報奨金出るが、
タヌキ、ムジナ、ハクビシン、金にならない。 手当? もちろん、ない!
気軽に頼まれる存在でありたいと思う。
が、あたかも行政職員に依頼するがごとく、やって当たり前、と思われても困る。
腹にモンモン抱えながら、それでも嬉しそうに檻を抱えて走る、正義の猟師でありました。