ここは、長野県信濃町    北信五岳(ほくしんごがく)のうち、3つがくっきりと見える。 
左から、飯縄山(1917m) 戸隠山(1904m) 黒姫山(2053m) 
最近、パワースポットとして大人気の戸隠山は、写真中央の稜線が低くて、ギザギザしているところ。
両端の飯縄山、黒姫山に比べて、うんと低そうに見えるのは、遠くにあるからです。

新人サラリーマンの秋、勤務先独身者の会・30名ほどで、日帰り戸隠登山をした。
戸隠奥社の裏手から登り始め、ほどなくして長い鎖場になった。同期の女の子が 「こわい」 と泣きだした。
先輩男性が何人もで押したり引いたりして、やっとのことで、そこを登った。

その子が、蟻の戸渡りの超難所に来たら、元気のいい先輩女子にならって、走って渡ってしまったのだ。なんてやつだ!
私?  谷底をちらっと見て、ぶるぶる。 馬の背のようなを尾根にまたがったまま、這って渡りました。
それ以来、戸隠山には登っておりません。 あの、絶壁の光景を思い出すだけで ・・・ 腹の辺りがスーッとします。

 ※ 「蟻の戸渡り」 「蟻の塔渡り」 どちらが正しいのかわかりませんが、「信州山岳ガイド」(信濃毎日新聞)では、
         「蟻の戸渡り」 と表現しているので、こちらを使いました。