なんと、

オラが借りた ・・・ 北信濃の昭和 ⇒ 越巻橋のネタ本 ・・・ 予約回数第一位

 
 

大学生だった1970年ごろ

市立飯山図書館は、飯山城址・飯山市民会館の一角にあった

夏休み

図書館へ行ったオラに、館長さんが言った


・・・ ハチトリ君の大学は、東京・神田・古本屋街に近いよね

    正受老人について書かれた 「○○」 という本

                 あったら、買ってきてくれないか ・・・


言葉を交わした事もない館長さん

オラの名前と、通ってる大学まで知ってて、ビックリした

 
 

東京・神田神保町・古書店街 ・・・ 世界最大の古書店街 ・・・ と、言われ

当時 ・・・ 本屋や図書館の書棚のように

きれいに分類され、分野ごとにラベルで表示されてるわけでもなく

棚に並べられてるモノもあれば、雑然と、ただ積上げてるだけのものもあり

よほどの好事家でなければ、入ってみようなどとは決して思わない店

 

1年後

・・・ あった! ・・・

どうやって探し出したかは、まったく記憶にない

帰省の折、意気揚々と図書館へ行った


・・・ あ〜、これね〜

   もう間に合ったけど、せっかくだから、オレ(館長) 個人で買うわ ・・・


本の代金 1,500円程度

ちなみに、

当時の生活費 ・・・ 月2万円 ・・・ 仕送り8千円、奨学金1万2千円
 
 
 

50年前、飯山市の本屋は、牧野書店、望月書店の、2つだけだった

あの館長

神田の古本屋街に行ったことなど無いのだろう

もし行った事があるなら

数百軒の古書店から、1冊の古書を探し出すなど至難のワザ

と、思わないワケがナイ

ねぎらいの言葉 無かったのも、(うなづ)ける


今も昔も

井の中の(かわず) おそるべし