ごぞんじ、菜の花のおひたし
まだ、花がつく前の若菜です。

昨年の秋、野沢菜を収穫しました。
根っこの蕪(かぶ)は地中に残し、
地上の茎と葉だけを切り取って、
洗って漬けたのが野沢菜漬け。

春になると、その蕪から薹(とう=茎)が伸びて
「とう立ち菜」になります。
そこに、花が付けば、菜の花。

「菜の花ばたけに 入日うすれ 
見渡す 山の端(は) かすみふかし 
はるかぜそよ吹く 空を見れば 
ゆう月かかりて においあわし」

「おぼろ月夜」の作詞者高野辰之は、
飯山で小学校の教師をしていた頃に、
野沢菜の菜の花を見て、
この歌を作詞したと言われているそうです。
へーっ!

そこで、私は、とうたち菜のおひたしを
「おぼろづき菜」と呼んでおります。