「うさぎ追い」 は ・・・ 

勢子(せこ:追出し係)が、「ホー、ホー」 と、声を出して登って行くと、

木の根元で昼寝している野兎が、あわてて飛び出して、斜面を駆け上がる。

それを、尾根で待ち構えている猟師が、鉄砲で撃つのだ。


なぜ、「兎は、駆け上がる」のか?
 
それは ・・・ うさぎの前足が短く、後ろ足が長いため、坂を下るのが苦手。 下ろうとすると、でんぐりがえって走れない、と教えられた。 

が、そんなことはない。上から追われれば、一目散に下へ逃げる。でんぐりかえったのなんか、見たことがない。 

「熊に襲われたら、斜面を下へ逃げろ。熊は、前足が短いから、でんぐりかえる」 とも、教えられた。

これは、試したことがないから、わからないが、たぶん、「うそ」だろうと思っている。

そんなことを考えながら下ってきたら、目の前を、野兎が走って横切った。
 

下に、人家があって、発砲できない。

そんなら、カメラ、カメラ ・・・ あわててシャッターを押したけど・・・

残念! 写ってなかった。

・・・ 野兎はもう、体色が、白と褐色の斑だった。 ・・・

雪が積もる地域だけ、冬は真っ白になって、春になると褐色に戻る。

へーっ、どこでも、そうだと思ってた。
 
・・・ リハビリのつもりだったが、ちょっと過ぎたか、腰が痛い。 ・・・ ばっかみたい、というなかれ。痛い位で、ちょうどいい ・・・!