・・・ 船舶免許の試験問題に ・・・
『船長は運航にあたって、年長者の意見に従わねばならない。○か×か』
というのがある。 ・・・ 答えは 「×」
年長者、上役がどんな指示を出そうとも、船長は法律を守り、
天候、海況を自分で判断して、操船しなければならないからだ。
ましてや、相手が無資格者であれば、何をかいわんや。
・・・ ここからは、フィクション ・・・
「急なお客で船頭が足りん、おまえ免許あるだろ、やれっ!」 「自信ありません」
「なに言っとるか、仕事だ。気合でやれっ!」 「・・・」
結果、操船ミスで転覆! その時、救命胴衣を着けず、激流に投げ出されて、
浮き沈みする乗客を目に、船頭は観念した。 ・・・ 生き残っても地獄 ・・・
犠牲者が出た。そのうち1名は船頭だった。
(あくまでもフィクションです。念のため)
・・・ 私なら、誰に指示されても突っぱねる
・・・ 船長のプライドだ、って言いたいんでしょ
・・・ いや、そんな、かっっこいいんじゃない。船長を失業しても、食う当てがあるから。
つまり、つまり ・・・ 仕事となれば、現実は試験問題ほど、簡単ではないのであります。
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