飯山は山じゃない!

地名に『山』がついているからか、
飯山はとんでもない『山間へき地』だと思われているが、
飯山は山じゃない。いや、正確には、山だけじゃない。

むしろ平地が多いし、標高は飯山市役所で315m。
長野市役所(標高362m)より50mぐらい低い。
千曲川は小諸、上田を経て、長野で、松本から来る犀川と合流。
飯山、栄村へと流れ、新潟県に入って信濃川と名を変える。
長野市よりも標高が低い、というと、そんなばかな、という人も
『だって、千曲川は長野から飯山の方へ流れてるだろ』
と言うと、『うーん』と絶句する。

ところで、右の写真、
手前、黄緑は全部たんぼで、わが『ついのすみ家』がある外様平。
左右に延びる濃い緑は長峰丘陵。肥沃な畑と、雑木林が点在し、
針湖の池周辺は、飯山市運動公園として整備されている。
野球場、テニスコート、バレーコート、マレットゴルフコース、
体育館、プール、スキークロスカントリーコースなどがあり、
ジョギング、ウォーキングなど、1年中人の姿が絶えない。

長峰丘陵にはまた、竪穴式住居跡が多数ある。
わが父は畑をクワで耕していて、無傷の土器を掘り出したし、
私も子供のころに、自分が拾ったたくさんの石器を、
引き出しコレクションにしていた。
つまり、大昔の人たちでさえ住んでいた、
いいところだってことを言いたいのだ。

長峰丘陵の向こうに広がる緑は、常盤、木島、木島平の穀倉地帯。
その真中を、千曲川がゆったりと流れている。

どうですか?
山ばっかりじゃないってこと、わかっていただけました?


 







 
長峰丘陵
外様平