積雪前、ぎりちょん で塗ったペンキ、が効いた。
が、問題は、やはり屋根の向こう、南側の ・・・ 木 ・・・
イチイ(左) と 楓の大木(右) 貴重な冬の日光を遮り、日蔭を作って落雪を妨げている。
落雪 ・・・ 屋根に登って雪下ろししなくて済む ・・・ 即ち ・・・ 楽雪

20年ほど前、近所の婆さんが、うちの木を見て言った。
・・・ おたくの歴史だで、 だいじに、しなせえ ・・・
平成19年9月、我が家のシンボル、松の大木、枝先が茶色くなった!
あわてて長野から植木屋を呼んだ ・・・ いくらかかってもいい、なんとかしてくれ ・・・
・・・ マツクイムシ ・・・ あっという間に、松は枯れた ・・・ 生あるもの必ず死あり
とは言うものの、我が家の歴史を 「オレの手で切る」 ようで心苦しかったが ・・ 伐採、燻蒸
年輪を数えたら、200を越えた。
しかし、時代は変わった。
昔のように、秋の収穫が済んで、毎日を冬の準備に費やせる時代ではなくなった。
除雪の妨げになる庭木、それを雪囲いする秋作業、取り外す春作業を子孫に残してはいけない。
夏の日差しを遮り、黒岩おろしの強風を防ぐ方法は、時代にマッチしたものを考えよう。
歴史を守ることは大切だが、今を生きる者の生活あって、はじめて生きるのも歴史。
我が家をずっと見てきた 「歴史」 に、改革のメスを入れる潮時が来たようだ。
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