昨日の、「雪塊が住民と落ち・・」 に、
「落ちて怪我しなかったんだろか」と、ビックリしたでしょう。

実は、地面に積もった雪は、既に軒の高さ。
したがって、下が柔らかいので、落ちても怪我しない。

(右半分は、軒下に格納してある梯子を出すため
 1mほど、除雪してある)
屋根の雪おろしで恐いのは、屋根に登ってて、雪と一緒に滑り落ちること。
滑り始めたら、じっとしてたほうがいい。あわてて落ちる雪の先へと跳ぶと、人が先に落ちて、その上に雪が落ちてくる。
また、地面を先に除雪してから、屋根に登るのは危険。緩衝用マットを片づけてしまうようなものだ。
もう一つ、軒先も恐い。例え10pの積雪でも、屋根全部が一気に滑り落ちれば、凶器になる。

昨日、雪おろし中、雪の下敷きになった事故報道2件。明暗が分かれた。
助かった人は、たまたま自分の手が口のそばにあり、口の回りの雪をどかして窒息を免れた。
不思議に思われるかもしれないが、どんなにフワフワの雪でも、その下敷きになると身動きがとれない。
動かせるのは指先だけ。偶然が運命を左右する。

こういう危険性があるので、屋根の雪おろしだけは、慣れてないボランティアには、お願いできない。
雪害対策の、ネックでもある。