・・・ 鮭は生まれた川の水を覚えていて 戻ってくる ・・・ オレも ・・・ 我が子を そう育てた ・・・
 



昭和 ごじゅう ん年 ・・・ 子供ができて ・・・

休日は
ばんめしの買い出しに行くようになった、当時スーパーに夫婦で買い物する客、殆どなかった

平日 ・・・ 遅くなって一人ばんめしか、ペロペロパー ・・・ せめて休日くらい家族団欒、と包丁を振るった

旨いもの食いたい、食わせたい、大きくなって都会へ出ても、実家のばんめし 忘れなければ、必ず戻ってくる



末っ子の娘が都会へ旅立って ・・・ 入れ替わるように、息子家族が佐久市から戻ってきた ・・・

子供達とのばんめしは、孫たちとのばんめし になり、昨年、彼らが隣の新居に移ったあとも つづいて

小学1年だった孫娘は 早や中学2年、幼児だったボクは、ジイの釣りパートナーに育った

休日のばんめし、世代交替しながら足かけ40年 ・・・ ジイは、今日もスーパーで ・・・

まず、鮮魚売り場をのぞき ・・・ 次に精肉売り場みて ・・・ メインメニューを考え、アルコールを吟味する

かけがえのない我が家族、それをはぐくんだふるさとを、心に刻み、宝物にさせたいと願う 
ばんめし

鮭:ふるさとの川の水=我が家:休日のばんめし ・・・ ジイの生き甲斐:ばんめし ・・・ 次の休日、いつだ?