我が家のペット、リョウとナツ

                                  
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2003年8月22日

その日は一日中どしゃぶりの雨で少し肌寒い日でした・・・・ 夜、帰宅途中の私の車の前に一匹の子猫が飛び出して来ました。
見ると、生後間もない小さな真っ白な子猫でした。
何か、食べさせる物がないかと探したのですが、あいにくお菓子も何ももっていなかったのです。コンビニで何か買ってきてあげようか? と思ったら、畑の中から更に一匹出てきたのです。 一匹目の猫は白一色で、耳の先だけがベージュでした。 二匹目の猫は全体が白だけど、耳の先と鼻先と足の先と尻尾がグレーでした。よく見ると、ペルシャ猫が雑種に混じったような毛並みでした。
我が家では、犬は飼っても猫は飼える状況ではありません。 どうしようか?と考えていたら、更に一匹 『ニャーン』 と泣き、茶色のトラ猫が出てきたのです・・・・ 生まれたばかりの子猫が三匹も捨てられていたのです。
さっそくコンビニで買い物して、子猫三匹に与えました。 雨の日だったせいか、捨てた子猫の上には傘が差しかけてありました。
きっと捨てた飼い主もかわいそうに思ったのでしょう。
三匹の猫は、毛糸玉のように真っ白でフワフワした毛並みの子猫達です。可愛くて愛らしくて見ているだけで心がなごむほど愛おしく感じ、このまま見捨てるのは耐え切れない気持ちでした。
でも、家で飼うことは出来ないだろうな・・・ 家族は皆飼う事に賛成はしないだろうな・・・と思いながら帰宅したのです。
帰宅してから、父母にかわいそうな捨て猫の話をすると、父は『今から連れて来よう!』 との言葉・・・ 嬉しかった。
それから父と二人で子猫を迎えに行ったのです。
三匹の子猫はどしゃぶりの雨の中、私達を待っていたかの様に畑から飛び出してきました。
子猫達を連れ帰り、ずぶぬれになった体をふいて仮の休む場所を確保しました。
でも、慣れない見知らぬ場所に連れて来られたせいか、私達になじみもせず警戒心だけ残りオドオドした表情としぐさでした。
                                                          

2003年8月23日

翌日、三匹の猫は皆元気でしたが、ダンボールで作った仮住まいに不満になったのか、オドオドしながらも箱から出てきました。
与えられた牛乳も飲み、ハムも肉も食べていました。
仕事帰りに、猫用のトイレと砂を購入し家に設置しました。
三匹は、昨夜から一度もトイレに行ってなかったので猫砂の中に交代で入っていました。
その時、気がついたのです。 この子猫達はキチンとしつけられていたから、トイレがないから昨夜から我慢していたんだ・・・
と思うと同時に賢い子猫に感動しました・・・ですが、良く見たら猫砂の状態が変でした。
子猫達は皆下痢状態だったのです。
2003年8月24日


食べ与えた物が悪かったのか、雨に打たれて体調を壊したのか解らないまま、動物病院に連れて行きました。
結果は牛乳は子猫にはダメで、下痢状態になり食べ物もキャットフードを食べて育ったと予測されるので、食事が合わない為に体調をくずしたとの診断でした。猫たちの体重はオスが900gでメスは800g。生後二ヶ月だと言われました。
さっそく、食事から変えました。
以前の食事と同じだと感じたのか、キャットフードを与えると、食欲も旺盛でたちまち元気を取り戻し、飛び回り始めました。
三匹でじゃれあいながら遊んでいる子猫をみているとたまらなく可愛いと思う気持ちでいっぱい。
見ていても抱いても飽きないくらい可愛くて、家族の気持ちも和んできました。
2003年8月某日


しばらく経つと、子猫達は警戒心もなくなり、三匹仲良くじゃれたり昼寝したり私達に擦り寄ってきました。
見ていると可愛いのですが、三匹も飼う事ができないので一匹は貰われて行き、我が家には二匹の子猫が残りました。
子猫は好奇心が旺盛なせいか、あちこち遊びに出かけて行きました。
そんな頃、二匹の猫は体中痒がっているので、見たら蚤がいっぱい・・・・
これは蚤取りシャンプー使っても退治出来ず獣医さんのお世話になりました。

2003年9月某日


今まで、誰かに飼われていてしつけが良かったせいか、トイレは必ず猫専用の場所でして、食事もキャットフードを食べているせいか、私達の食卓にきても手を出しません。
毎朝、猫砂の掃除・・・これは、父親が綺麗にしてくれました。
毎日の食事は私があげているので、仕事から帰ってくると。玄関の前に二匹並んで座っていました。
着替えの最中も、ニャーニャーと泣き足にからみ付いてきます。私が走ると追いかけてきて、私が部屋に行くと、ドアの外で並んで待っているのです。
ペットが子供のように可愛いと思うのは、こういう事を言うのですね。
さて、二匹の猫もいつまでも名前がないままではいけません。
そこで、色々考えたのですがなかなか思いつきません???
ある日、突然父が『良太郎と夏子にしよう!』 と言い出したのです。
『えー! どこから思いついたの?』 父は、『杉良太郎と五代夏子の名前を貰って、良太郎と夏子に決めた!』            と、言う訳で、我が家の二匹の猫は、リョウとナツに決まりました。
実は、父は杉良太郎と五代夏子の大ファンだったのです。
2003年9月某日


ようやく、名前がついたリョウとナツ。朝は5時から、ニャーニャーと鳴きご飯を待っています。食事が終わり、トイレも済むと二匹は  庭を駆け回って、植木に下にもぐったり、木の上に登ったりじゃれあいながら遊びまわります。                        一時間程遊ぶと、家に入り朝寝を始めます。二匹とも寄り添って眠るのです。まだ生後二ヶ月なので、起きているより睡眠時間の方が長いのですね。                                                                      こんな頃、寄り添って寝ているリョウのしぐさがおかしいのです。 良く見ると、リョウはナツのおっぱいを吸っているのです。 母猫が恋しいのか、真剣にナツのお腹を前足でさぐりながら吸い付いていました。                                   そのしぐさが可愛いと、父と私は飽きる事なくみていたのですが、母は 『この猫、エッチな猫だ!』 と呆れ顔・・・           でも、私達一家の中に突然訪れた二匹のペット・・・ リョウとナツのおかげで家庭は暖かい雰囲気につつまれています。

                                      猫の写真の上にマウスポイントを置いてみて!



2003年9月某日


毎朝、家を出て、お昼になると玄関先に戻って来るのですが、戻って来ない日は父が ♪♪♪リョウ〜♪♪♪ナツ〜 と呼ぶと、どこからか一生懸命走ってきます。                                                              近所の人達は、どこの子供を呼んでいるのか?と不思議そうな顔をしています。
今では、ご近所で我が家のリョウとナツは大人気ものです。
ご近所の方も、『リョウとナツが何処そこにいたよ。とか、野良猫と睨み合っていたよ!』 など、猫の行動を知らせてくれます。 
数日後、一日中外で遊んでいたリョウとナツ。夕方家に帰ってきたのだけど、なんだかナツの動作が鈍く、キャットフードも食べず  横になったまま動きません? 毛並みも汚れてボロボロになっていました。様子がおかしいと感じ、体中調べて見たら、背中の一箇所に血痕がありました。 たぶん、外で野良猫と喧嘩になったのかも知れません。                               そこで、傷を消毒したのですが、2〜3日後は背中が腫れ上がりコブのようになっていました。                        あわてて、夜の8時過ぎに獣医さんのもとに連れて行ったのです。 背中の傷は化膿して膿が溜まっていたのです。          これで、獣医さんのお世話になるのは、3回目となりました。
 
2003年10月某日


我が家では、リョウとナツの為に猫つぐらの購入を思いつき、注文したのです。でも、製作は時間がかかる為、完成するのは半年先との事。 
そろそろ寒くなる季節なので、暖かい毛布も必要だし、布団も買わなきゃとリョウとナツの為の買い物も始まりました。         近所の人は、『こんな可愛い猫だから、外にいたら誰かに連れ去られるかも知れないよ!首輪をつけたら?』 と言われ、おそろいの首輪を購入。                                                                        でも、これは失敗でした。首の回りが気になるのか、首輪を外そうと二匹は嫌がっていました。                       それと、猫用の爪とぎも買ってきたのです。しかも、マタタビ付の爪とぎ・・・それなのに、見向きもせず、せっせと壁や柱で爪とぎしています。 これでは、いけないと思いつき今度は爪切りを買ってきて爪を切ってあげたのです。                       でも、外で遊ぶ猫は敵が多いので、爪は切らない方が言いと本で知り、失敗したなと痛感!                         あれこれと失敗の連続で、ペットを飼うのも、大変だと感じましたが、可愛い顔を見ていると、心が和みます。 

2003年11月某日


少し、寒くなってきたこの季節・・・朝起きるとナツの泣き声がおかしいのです。                                 泣き声に変な不調和音が混じっているのです。 そういえば、野良猫が玄関の外をウロウロしている姿を見かけました。        あっ、獣医さんの言ってた猫の盛りがきたんだ・・・ でも、リョウは全然無関心な状態なので、ナツだけが発情期になってしまったのです。猫は、親子でも兄弟でも関係なく盛りがつくので隔離するか避妊手術しなければどんどん増えていってしまいます。
そこで、またナツだけ獣医さんのお世話になりました。避妊手術の為に一日だけ入院しました。                       翌日、迎えに行きナツを見ると、ぐったりしています。 お腹の毛は綺麗に剃られてむき出しの傷は細い針金で縫ってありました。
その、手術跡を見ただけで、『こんな可愛そうな手術をさせてゴメンね・・。』と ナツに一言・・・
手術後の内服薬もナツに飲ませなければいけないので、リョウとナツの食事は別にしました。もちろん、睡眠時も隔離してリョウとナツは、家庭内別居の状態にしたのです。
でも、昼間は二匹で仲良く遊んでいるのですが、ナツのお腹の針金が気になるのか、リョウはお腹を舐めながら針金を取ろうと真剣になっていました。 その度、二匹を隔離しなければと、私達は必死になって行動を見守っていたのです。                抜糸は二週間後だったので、リョウとナツを隔離しながらの生活はチョット大変でした。
二週間後、無事抜糸を終えてナツが帰って来ました。その時のリョウは、心配と不安から開放されたようにナツに寄り添い傷口を舐めていました。
二匹が隔離されていた期間は、不満もストレスもあったのだろうと思い、リョウとナツが仲良く寄り添っている姿を見て、私達も笑顔と暖かな雰囲気に包まれました。
2003年11月某日


天気の良い日曜日。朝玄関から飛び出したリョウとナツ・・・。 リョウは一目散に庭木の頂上目指して登ってしまいました。木の高さは10mくらいあるのですが、なんとも身軽な動きです。木の頂上から、あちこち見渡していたのですが、何かを見つけたのか一気に駆け下りて、芝生の中を走りぬけて行きました。
『どこかへ散歩に行ったのかしら?』 猫って気まぐれだから・・・と思っていました。
一時間くらいすると、リョウはゴルフボールくらいの大きさの、毛糸玉のようなフワフワした黒いものをくわえて帰ってきました。
居間に入ると、床の上に置き、前足で転がし始めたのです。右前足で転がしたり、左前足で転がしたりじゃれて遊んでいるのです。その内に飽きたのか、ゴロっと横になり毛づくろいし始めました。
さて、『リョウがくわえてきたフワフワの毛糸玉はなにかしら?』 と思い、手に取ってみたのです。
なんと、それは子ネズミだったのです・・・。一旦、手に乗せたネズミを『キャー、ネズミだ!変な物くわえて来ないで!』 と落とした瞬間に、リョウはすばやくくわえて外へ走って行きました。
その事を母に話したら、猫がネズミを獲ってきた時は褒めてあげるんだよ! と言われましたが、私は逆に『なんだか、野生化して
きたのかな?これからもネズミを獲ってくるのかしら?』と思い、複雑な気持ちになりました。
当然、その夜は帰ってきたリョウをお風呂に入れ口も綺麗に洗ってあげました。
                                                                                  猫の写真の上にマウスポイントを置いてみてね!

  
                                                                                                
2003年12月某日


季節は冬・・・雪も毎日降り積もり、外は真っ白な雪原状態の庭・・・
寒い日が続き、リョウとナツも家から出るのを嫌がるようになりました。
玄関の隙間から顔を覗かせて、外の寒さを観察しています。寒いと感じるとしり込みして飛び出していきません。
そんなある日、久しぶりの天気に見回れた暖かい日差しの朝。玄関から外を覗いて一目散に飛び出していきました。
『雪が積もっているから危ない!』と言う間もなく飛び出したリョウとナツ・・・
案の定、雪の中に埋まってしまい、もがけばもがく程、ドンドン雪の中に沈んでいってしまいました***
(あーぁ、だからダメだって言おうとして止めたのに@@@)
更に雪の中でもがいているリョウとナツをようやく助け出したのに、二匹は体をプルプルして雪を払ったら、また飛び出して行ってしまいました。
雪の季節はリョウとナツにとって生まれて始めての経験なのでしょう。
フワフワするけど冷たい雪に興味を持ったらしく、この日は雪の中でじゃれあって遊び、冷たくなると雪の中から出てきて
日向ぼっこしていました。
2004年1月某日


寒い冬の間、リョウとナツは一日中コタツで寝ている事が多くなりました。
猫にとっては冬眠同様の季節かも知れません。
運動不足のせいか、二匹は二階から一階を駆け回って騒いでいます。まるで喧嘩をして追い掛け回しているような騒がしさ@@@
ガタガタ、ドドドー・・・その内走り回って疲れたせいか、もの音が聞こえなくなりました。
???変だな??? と思いながらリョウとナツを探したのですが、二階の廊下には見当たりません。
リョウ〜・・・ナツ〜・・・と呼んでもどこにも居ないのです???
二階の廊下に隠れる場所なんてないはずなのに、何処に行ったんだろう@@@

二階の部屋は猫が入れるようなドアではないから、部屋には入れないし・・・
たぶん、階段の下とか本棚の上で寝ているのかな?と思いながら捜すのをあきらめました。
夕飯時になってもリョウとナツはいません。普段、食事の時間にはキャットフードを食べにくるはずなのに・・・
おかしいと思い、再び二階へ捜しに行くと、父母の寝室のドアが少し開いているのです。
もしかしたら、この部屋に入り込んだのかと思いドアを開けたら、リョウとナツはベットの上でぬくぬくと熟睡ZZZZZ
どうして部屋に入れたのか疑問でしたが、私達は『部屋をキチンと閉めなかったから隙間をこじ開けて入ったんだろう』
と、思っていました。
2004年2月某日


吹雪で外に出る事が出来ないリョウとナツ・・・
相変わらず家の中で運動会です。
ドタドタ、バタバタ騒いでいる内におとなしくなるのです。
二階の廊下を捜してもいないし、まさか???と思いながら父母の寝室を開けたら、ベッドの上で熟睡したリョウとナツ@@@
どうして部屋に入る事が出来るか不思議でした。ドアはリョウとナツが入らないように、キチンと閉めておいたのに・・・
ドアのノブは人が立った状態でレバーを下げると開く方式のドアです。
この高さのドアをリョウとナツはどう開けるのか???

なんだか興味を持って観察する事にしました。
でも、人間が見ているとリョウとナツはおとなしくて行動しません。観察していても、見られていると解るせいかおとなしいのです。
待つこと数日・・・ ようやく発見☆☆☆
リョウとナツはかしこい@@@ リョウがドアのノブに飛びついてぶら下がる・・・重みでドアが少し開くとナツが頭を入れてドアを開けて
いるのです@@@

思わずため息・・・
リョウとナツはたくましい☆☆☆ 賢い☆☆☆ 
たぶん寒い冬の季節には暖かい寝床を捜していたのでしょう。見つけたのが父母の寝室のベッドの上だったのでしょうね@@@
猫は本能で暖かい寝床を確保したようです。
2004年3月某日


3月になると、暖かい日が多くなります。
リョウとナツも外に出たがり玄関先でニャーニャーと鳴いています。
朝、ドアを開けた瞬間リョウとナツは飛び出して行きます@@@
まだ、肌寒い季節なのにあちこち探検したがっているのでしょうか?
アッと言う間に視界から消えていきました。
2004年4月某日


まだ、警戒心があるのか外に出ても遠出はせずに、昼には玄関先に二匹並んでドアが開くのを待っています。
キャットフードを食べるとコタツの中でお昼ね・・・・
昼寝というより熟睡状態で、午前中はどこで遊んできたのかな?
と、思うくらいドロドロ状態です・・・
玄関先で待っているのは可愛そうだと思い、玄関のドアを10センチほど開けていつでも入れるようにしました。
これが、とんでもない騒ぎになりました・・・
帰宅すると、キッチンのお鍋はひっくり返り、床はシチューでドロドロ状態@@@
キャットフードの袋は噛み傷であちこちに散乱してました・・・
明らかに、野良猫の仕業です。
だから、ドアは隙間がないようにピタリと閉めて行く事にしました。
それから数日後、また同じように家の中が荒らされていました・・・ 野良猫がどうやって入ってくるのか不思議だったので観察する事にしました。
夜、玄関のドア付近でカリカリと音がします・・・・
あっ、来たな・・・と思いながら陰から見ていたら、リョウと瓜二つな猫(体の毛並みや色がそっくりだけど、リョウと呼んでも反応なし)が入って来てキャットフードを食べて出て行きました@@@
本当にリョウとそっくりです。
良くみると、尻尾の先が違っていました。リョウの尾は丸くなっているのに、野良猫の尾はまっすぐ伸びていました。
私が覗いている事に気がついた野良猫は一目散に逃げて行きました。
我が家では、お腹を空かせた野良猫の為に、玄関の外にキャットフードを入れて置くようにしました。
でも、野良猫は警戒心が強いので私達が居ると近寄ってきません。
でも、翌朝は綺麗にキャットフードはなくなってました。
もともと、父は犬も猫も大好き人間です。
家の近くに物置があります。『野良猫含めて全部飼って猫屋敷にしよう』と言い出しました@@@
これから先はどうなる事か・・・

2004年5月某日


5月になり、気候も過ごし易くなり一番良い季節になりました。
最近、またナツの様子が変です。クシュン、クシュンとくしゃみのような症状が続き、苦しそうです。
『何か、変な物を食べたのか?それとも喉に何か詰まっているのかな?』 と思い獣医さんへ・・・・
診断結果はアレルギー性鼻炎だとの事@@@@
ビックリだよ〜。
猫にもアレルギーなんてあるんだなんて今までしらなかったよ@@@
獣医さんから、『この粉末を水に溶いて朝、夕に二回飲ませてください』 との指示・・・忙しい朝なのに大変だよ@@@
でも、飼った以上は飼い主の責任だから、朝、夕の二回ナツに薬を飲ませました。
@@@ただ、可愛いだけでペットを飼うのは大変ですね・・・
でも、今では家族の一員ですね。夕方帰らないと探し回ったり、何処で寝ているんだろうと心配したり・・・
明日も元気に近所を探索したり様子を探りに出かけるのでしょうね☆..*`★..☆..*`★..☆

2004年6月某日


最近、リョウとナツは性格がはっきり分かれてきました。
ハーフだからかな?ナツは洋猫の存在感が出てきて、リョウは日本猫の気質のまま・・・
ナツのマイペースは洋猫の特徴で人間には媚を売らない・・・外に出ても気が向いたら家に帰ってきてキャットフードを食べるとお昼ね・・・
リョウは見た目も日本猫で性格も人なつっこい猫・・・
だから、家に帰って来ると擦り寄ってきて、膝の上に載ったり頭をこすりつけてきます@@@
人間の動きに合わせてついて来るのです。
人の膝の上に載って寝るのが気持ちがいいみたい・・・
特に、母の膝の上の居心地が最高みたいです。
帰って来ると膝の上に載り、体を摺り寄せてきます。
逆にナツは・・・ナツを膝に乗せても、人には無関心みたいな態度で、すぐ床の上でゴロ寝・・・椅子の上でのびのび・・・逃げていくのです。
どうも、ナツはひとりでいるのが好きなようで、マイペースで気位高い猫です@@@
2004年7月某日


毎日、暑い日が続きいつも元気がいいリョウとナツもバテ気味です@@@
日中は暑いせいか、床の上でだらしなく警戒心もなく伸びきっています。
少し、横になっていると熱くなるせいか、場所を変えてゴロリ、また冷えた床を捜しゴロリ・・・
食べる事の心配もないし、見ていると『昼間からゴロゴロして幸せな猫だな!』と思いつつ、ほのぼのしたリョウとナツ。
熟睡しているのに、『リョウ〜、ナツ〜』と呼ぶと、ニャ〜ァーとお腹から精一杯声を出して返事をするのです。
可愛くなって、2〜3回名前を呼ぶと、(またか!名前なんか何回も呼ぶなよ!) てな顔をして振り向くのですが返事もしません。
意地になって、リョウ〜!ナツ〜!と耳もとで呼ぶと、耳をふせて再び熟睡ZZZ
まったく・・・ 少しは飼い主に、愛嬌を振りまけよ!って言いたいくらい無視されちゃいました。

夜になり、涼しくなってくるとリョウとナツは外に出たがります。
二匹そろって、玄関のドアをこじ開け闇夜の中へ消えていきます。
また、明日の朝には毛並みも汚れたリョウとナツが、お腹を空かせて玄関のドアが開くのを待っているのでしょう@@@

2004年7月某日


先日の事です。家に入ったら玄関先の廊下でリョウが昼寝していました。
『リョウ!』と声をかけたら、その猫は一目散に玄関から出ていきました@@@
良くみたら、リョウに似た野良猫です@@@
今では、ズウズウしくなって平気で家に入り込み、鍋はひっくり返すし、リョウとナツのキャットフードは空にして出て行ってます。
野良猫が入って来ると、リョウとナツは階段の下でおとなしく様子を伺うだけて、人間がいないと野良猫の天下のようです@@@
なんとも意気地なしのリョウとナツ・・・
のんきなリョウとナツ・・・侵入者を拒まなきゃいけないのに、影に隠れてノホホンとしてるんだから***

そこで、野良猫が開けられないような鍵をつけました。
ただ、単純な鍵で両開きのドアを紐で縛りつけただけの鍵・・・・
この簡易鍵のせいか、近所の人は配達物は郵便箱に入れ、宅急便の兄ちゃんは鍵をはずして配達し、元通り鍵を掛けて行きます。

最近、ふと思うのですが、内のリョウとナツより野良猫のほうが一回り大きくなったみたい@@@
太ってコロコロしてます@@@
同じ猫だから、キャットフードを食べにきても良いけど、人間になつかないのがチョット・・・・
いつもの常連の、リョウに似た野良猫に名前を付けなきゃね。
それで、少しでもなついたら許してあげるけど、無視したら、ただじゃおかないよ〜***

2004年8月某日


毎日、暑い・・・
気温は35度〜38度の毎日@@@
無風状態の家の中で、リョウとナツはゴロゴロしています。
春先から抜け毛がひどい状態なので、リョウとナツをシャンプーする事にしました。
少し、温めのお湯で体を洗うと、リョウとナツはおとなしくシャンプーされて気持ちが良いみたい。
子猫の時から、良くシャンプーしてたから嫌がらず洗面器の中でジーットして動きません。
毛並みがさらさらになり気持ち良くなっても、相変わらず床でゴロリの生活・・・

そんな、ある日ナツがクシャミをしていた!
またアレルギー性鼻炎かと思い良くみたら、カメムシをかじったらしく、ナツの口がカメムシの臭いでプンプン@@@
あらら、また変な虫をくわえたのは良いけど、カメムシを噛んだら臭いは強烈だよ!
クシャミしても嫌な臭いは取れないよ〜・・・
アホなナツ・・・・ 臭いが消えるまで、家の中から外に出しました@@@

リョウはオスだから、大きな獲物に興味があるのか虫など噛みません。
ある日、玄関先でリョウが格闘しているのです・・・
あらら、また何かくわえてきたのかな? と、良く見たらへびだった@@@
それも、まだ生きてるよ〜@@@
『そんな物食べるな!・・・』
あわてて、箒でへびを捨てようとしたら、リョウは箒に噛み付いてきました。
『おまえ、こんな物に勇敢に立ち向かわなくていいよ!近所の野良猫が家に入ってきたら、勇敢に追い出しな・・・』と@@@
リョウも少しアホかな・・・

いや、これも暑さのせいかも・・・

今の成長したリョウとナツの写真を載せたいのですが、大人になってボロボロと言うか、たくましくなったと言うのか@@@
人にお見せ出来ないくらいの二匹になってしまいました@@@
写真は後日掲載します。
2004年8月某日


リョウとナツが我が家に訪れてから、丁度1年になりました。
猫の習性を知らずに同居して1年・・・
思えば、色々な事がありました@@@悪戦苦闘しながらリョウとナツに振り回されたりしながら、あっと言う間に年月が過ぎました。
でも、今では完璧に我が家の家族になりました。
朝、起きてリョウとナツが居ないと家族の誰か一人は必ず『リョウとナツは?』と心配するのが日課です。
今日も、朝からリョウとナツが居ないと思いつつ・・・
TVからの音と違うな?どこかで泣き声が・・・
帰って来たのかと思い玄関を開けると、リョウとナツがずぶ濡れの状態でドアが開くのを待っていました@@@
昨夜はどしゃ降りの雨でした。何度リョウとナツを呼んでも帰って来ないまま一晩過ぎたのです。
リョウとナツは家に入るなり、ガツガツとキャットフードを食べまくりです。
余程、空腹だったのか名前を呼んでも見向きもしません@@@
食べるだけ食べて満腹状態になると、リョウとナツはそれぞれ毛づくろいを始めました。
そして、またゴロリ・・・
『ほっ・・・いいなあ、お前たちは眠れてさぁ・・・私はこれから仕事だよ・・・』
なんだか、羨ましいなぁ・・・
でも、リョウとナツも生きる事に真剣なんだよね!
リョウとナツが逆に私の事を羨ましいと思っているかも知れないね。
頑張って仕事に行ってきます。
『行って来るね!』
と、声を掛けるとリョウとナツは
『ニャー〜〜』 と・・・
平和な朝の出来事でした。
2004年9月某日


相変わらずリョウに似た野良猫は朝からカリカリとドアを少しずつ開けて、頭が入るくらいになると周囲を伺っています。
でも、ずうずうしくなってきたのか、私と目が合っても逃げません@@@
そこで根競べです。
じーっとにらみ合う事三分・・・いや、一分かな・・・
私が行動を起さない事を知ったのか、そろそろと入って来てキャットフードを食べ始めました。
私が玄関に近ずくと一揆に逃げていきました。逃げなければ可愛いのにいつも警戒しています。
仕方がないかも知れません・・・野良だからいつもいじめられているから警戒心が強いのかも・・・・
そう言えば、リョウに似た野良猫と一緒に行動していた左前足を怪我した真っ白な猫が顔を出さなくなりました・・・
近所の噂では、トラバサミと言う仕掛け罠に鋏まれて不自由になったとか・・・
その、前足が不自由な真っ白な猫も顔を出さなくなりました。何か事故があったのかな・・・
この白い猫も、飼い猫で育っていたら、きっと人に愛されて可愛がられていたのだろうな。
白一色だったからかなり綺麗だったのだろう・・・
飼い猫だったらシャンプーして綺麗に毛並みを整えて手入れしてもらい居心地の良い生活できるのに・・・
最近、その白い猫を見かけなくなったと近所の人は噂していました・・
野良猫は飼い猫の半分の寿命だとか・・・
思いました・・・その白い猫を見かけなくなったから、もしかしたら白い猫は今、安らかな眠りについたのかも知れません・・・
飼い猫と野良猫の人生の一端を垣間見た思いでセンチな気持ちになってしました。
我が家の、リョウとナツは今、椅子の上で熟睡状態。同じ命を貰っても運、不運ってあるんだろうな・・・
ほんと、人生って紙一重だな・・・って思い寂しい気持ちです。
リョウとナツが我が家を訪れてから、野良猫も目に入るようになったのですが、なんと多くの猫が飢えているの見ました。
飼って上げれるなら、すべての猫を飼いたいと思い父と話し合いしました。
父も同意見で物置部屋で・・・・と決まったのですが、野良猫が人間になついてくれるか思案中です。
もしかしたら、我が家は猫屋敷になるかも知れません。
2004年10月某日


10月に入り、台風、地震と天災が続きリョウとナツもおびえてばかりです@@@
地震の揺れの時、リョウとナツは全身の毛を逆立てて目を大きく見開きアッという間に姿を消してしまいました・・・
揺れがおさまってから、リョウとナツを呼んでも出てきません。
ようやく探し当てたら、二階の廊下の隅で脅えていました・・・
リョウとナツも初めての体験だったから、さぞ驚いた事でしょうね。
でも、翌日からはいつものように朝から出かけました。
最近は遊びに出かけて帰って来ると、体中に草の実や雑草をつけてきます。
体に違和感があるのか、人に擦り寄ってくるので良く見ると毛にからまった雑草が@@@

寒い季節になったせいか、リョウは人の膝に乗り体を丸くしています。ナツはマイペースだったのにリョウと同じように膝に乗ってきます。
今まで、ナツ・・と声をかけてもほとんど返事をしなかったのに、必ず泣き声で答えてくれます。
なんだか、ますます可愛くなっちゃいました☆..*`★..☆..*`★..☆

先日、ペットショップに行った時、ナツとそっくりな子猫が籠の中で熟睡していました。
その子猫は98000円と表示・・・
あっ、やはりナツは血統の混じった猫だったんだ・・・って思ったよ@@@
その籠の猫はナツより毛並みは綺麗だし品もあるし、いかにも高価な子猫だなと実感@@@でも、いくら声かけても返事もしないし籠をゆすっても
ビクともしないし(籠はゆすらないでください、ペットが脅えます)と但し書きがあったような・・・ でも、触ってみたくなったから張り紙無視しちゃった・・・こっちが愛想振りまいているのに、熟睡状態で可愛くない猫***少しくらい反応してよ!
その猫に比べ、ナツは雑種が混じってるけど、性格はピカ一だぜい・・・
2004年11月某日


寒い日が続くのに、リョウとナツは食事をすると外へ行きたがります。
玄関先で、ドアを開けてくれと言わんばかりにニャーニャーと鳴き騒がしい毎朝です。
ドアが開くやいなや脱兎のごとくリョウとナツは飛び出して行きました・・・
そうして、数日リョウは帰ってきませんでした・・・・
今朝、玄関のドアを開けるとリョウが非常にゆったりした鈍い動きでノッソリと入ってきました・・・
家に入ると同時に、かなり空腹だったのかガツガツとキャットフードを食べ終わり居間に入ってきました・・・
その姿は疲れきっているのか歩き方が少し変なんです。
左後ろ足を引きずっているように見えたので、リョウの足を調べたのですが傷はありません・・・
でも、足に触ると嫌がって逃げてしまいます。
どこかでぶつけたのかな?と、思いつつ毛布にくるまっているリョウを残し出勤。
帰ってきて、真っ先にリョウを見たら熱でぐったりして左足はかなり腫れ上がっていました。
どこかに傷があるかも知れないと思いさがしたら、一箇所から血膿が出てきたので、あわてて獣医さんに連絡しました。
『出来るだけ、血膿を絞り出して抗生物質を飲ませてください』との事・・・
獣医さんの言うとおりに処置しましたが、痛さでリョウは暴れまくり押さえつけながら消毒をして薬を飲ませました@@@
明日は病院に連れて行かなくては・・・
2004年12月某日


薬を飲んで痛みが治まったのか、朝はキャットフードを食べたら自分で玄関のドアをこじ開けて寒い外に飛び出して行ってしまいました@@@
まだ、傷が治っていないのに・・・・
また化膿して傷だらけで帰って来るのかな・・・と心配しながらリョウの帰りを待ちました。
またもや、数日して帰ってきたリョウは驚く事に傷は完治して元気いっぱいでした。
例年の今頃は炬燵が作ってあるのですが、今年はファンヒーターだけなので、寒いのか膝の上に乗って熟睡です。
膝から落ちそうになると爪を立ててしがみつくから、私のジャージは爪あとの穴がいっぱい***
おまけに肌も爪あとがテンテンと・・・

最近、興味が沸いてきているトールペインティングってどんなものかなって思い、講習会に行ってきました。
3時間の講習でハート型のリーフに絵を書き込み色彩を付けてなんとか完成しました。
太い筆で色を塗りつぶし、細い筆で細かな線をを描く動作は大変だったけどこんな事が出来るんだと大感激@@@
出来上がったリーフは、ポインセチアをイメージして書き上げたけど、立体感がいまいちだったよ・・・・
でも自分で作った作品の第1号なので、サインと日付けを入れて完成☆..*`★..☆..*`★..☆
2004年12月某日

              我が家のペットに同居猫誕生 
今夜、家に帰ってきたら、キャットハウスに小さな物体が・・・・! 
何か、いるのかと覗いて見たら、パンダにそっくりな子猫が大きく目を見開いてジ〜と見返していました。
キャァ〜!可愛い☆..*`★..☆..*`★..☆(この猫が最近放浪している捨て猫だったのですが、なかなか捕まらなくて、近所にお願いしてチャンスがあったら捕まえてください。家で飼いたいので・・・) 
と、頼んでいた子猫でした☆☆☆
生後、3ヶ月くらいでまだ子猫なのですが、キャットハウスから出して膝に乗せてもあばれる様子もなくぬくぬくと乗っています。
でも、警戒心があるのか周りをみながらオドオド状態@@@ 抱いても爪も立てないし、ただ膝の上に乗って暖を取っているようなおとなしい子猫で、人懐っこい子猫で更に感激しちゃいました。
でも、子猫は帰宅した父を見ると、突然逃げ出そうと爪を立てたのでやむなくキャットハウスに移動です@@@
見知らぬ人間が現れて、子猫は脅えたのかも知れません。
猫好きな友人に聞いたら、『新たに子猫を飼ったら、今のペットは警戒してなつかないかも知れないから、1週間くらいは隔離して少しずつ慣らしていったほうが良いよ』
と、言われました。
でも、肝心の我が家のリョウとナツは、朝外出したまま戻ってきません@@@
明日、朝リョウとナツが帰宅するかどうかも不明ですが・・・
なんとか、同居でうまくいく方法は何?とかアドバイスを受け、リョウとナツの帰りを待っているのですが、帰ってきません・・・
新しい、同居猫がいる事を本能で察知したのかな?
今は寒い季節なので、必ずリョウとナツは帰ってくるはず・・・とりあえずは、明日の朝までリョウとナツの帰りを待ちます。
さて、今日から我が家の一員となった、この子猫にも名前が必要ですが、名前が思いつかなくて????
リョウとナツの名前も考えたあげく決まったのに、今度の子猫の名前をなんてつけようか、思案のしどころで考え中です・・・
なにか、リョウとナツの先輩がいるのですが、新しい同居の子猫の名前を思いついたら知らせてください☆☆☆

2004年12月某日


まだ、名前がないパンダ猫は周囲に脅えてオドオド状態・・・
翌朝、リョウとナツが寒い中帰宅し、キャットフードを食べようとしたら、キャットハウスの中の子猫を見るなり、唸り声を出し警戒・・・
明らかに、敵だと思ったのかキャットフードを食べても落ち着かない状態でまた外出しました。
数日間はこの状態だ続き、リョウとナツはキャットフードを食べに家に帰って来るだけ@@@
どっちが本当のペットなのか解らない日々・・・
そんなある日、ナツが炬燵で眠っている横にパンダ猫がおそるおそる近づいて、ナツに寄り添って眠り始めました。
違和感に気が付いたナツは、パンダ猫を威嚇しながら、また外で出て行ってしまいました。
は〜・・・ ためいきです・・・
リョウとナツは、突然の同居猫に心を開かず、敵対して威嚇してばかり・・・・
今は雪がないから良いけど、雪が降ったらリョウとナツは帰って来なくなり野良猫になってしまうのかも・・・・
なんとか、仲良くしてほしい@@@

名前がなかなか決まらないパンダ猫・・・
またもや、父は『名前も呼びやすい名前でないと???そうだ、タマにしよう!!!』
と言うわけで、タマに決まりました。
でも、良くみたらメスなのにタマと言う名前で良いのかな???
まぁ、言いか@@@
タマ〜、タマ〜と呼んでも人には寄ってきません。そんなタマを無理に抱いて膝の上に載せた父は、『この猫のお尻に糞が付いて固まっているから、
風呂に入れて洗ってくれ』
と、頼まれてお風呂でシャンプーしたのですが、暖かくて気持ちが良いのか、爪も立てないし暴れもしません。
さて、シャンプー後父はタマの体を拭きながら、『おい!タマはメスだと思ったら、オスだったよ!』
そうなんです@@@ お尻に付いていたものは糞ではなかったのです@@@オス猫のシンボルでした・・・
(よかった@@@ お風呂に入れたのは良いけど、お尻を真剣に洗ったのに、糞が取れなかったから無理に引きちぎろうとしたんだけど・・・!
取れなかったから、ただシャンプーしただけの私でした・・・)