此が潰してから5日位です。
棒で持ち上げるのが大変です。
この液を布で漉して漉き舟の中へ
適量入れます。この適量が
「難しい」処です。
「とろろあおい」です。別名「草にれ」
と言います。7〜8月頃にオオマツヨイグサに似たような花が咲きます
11月頃にその根を掘り起こし、紙漉の粘液として使います
漂白した皮を臼でつきます。
打解作業と言います。
此も紙の製品仕上がりに大いに
影響します。
朝暗い5時頃から夜10時頃迄、女衆
7〜8人によって蒸した楮を熱い内に
一本づつ皮を剥いて藁で適当な束に
して縛ります。
此も楽な様ですが、作業所のコンクリ
の上に「ねこ」を敷いただけで一日中
座り通しで足が痛く大変な仕事です。
昔は1週間も「かず剥ぎ」をやった家
も有りました。
「障子紙」と云えば
「内山紙」と云われ
るように、障子紙の
代名詞に使われる位に有名な和紙です。
主に地元の楮が原
料です。
主に障子紙、台帳用
紙、神事用紙、等を作っています。
原木の楮を3尺位に切り揃えて大釜
に詰め、胴桶を被せて約40分蒸か
します。
火の焚き具合によって、次の作業に
影響します。
又最後の紙の出来上がりにも影響
が出ます。
剥いだ皮は腐らないように外に
作った枠に吊して乾燥させます。
「のれん」の様で最後はとても
見事です。
皮を煮る作業です。
この作業によって紙の出来具合が
又変わって来ます。
打解した皮と「にれ」とを小振り
機で良く攪拌します。
いよいよ紙漉です。
天井から吊した紐のつり具合、
手の癖、「にれ」の強さ、水の出来
不出来、これ迄にしてきた作業の
結果が、此処でスム−スに漉くことが
出来るかどうかが、試される処です。
漉き手の精神状態が一枚の紙に乗る
と云われます。微妙な感覚が必要と
されます。
こうやって一枚づつ漉き上げて
いきます。
一枚づつ此の据え付け台に積み
上げていきます。
ジャッキで水を絞ります。
これも時間が掛かります。
ジャッキでぎゅっと搾った湿紙を
一枚づつ乾燥させます。
これも慣れないと、上手に仕上げ
ることは出来ません。
神事用和紙1500枚
2尺×3尺大の障子紙100枚単位
昨年12月31日に付け
た鳥居のしめ今日は2月
の10日です。
此を潰して4〜5日水に
浸して置くととろとろの粘液が出て
きます。
流れている音は紙を漉いている実際の音です。