【問題21〜40】 

                                                   ※正解は右の青玉です。
計画

構造物

【問題40】
耐火建築物の定員50人の保育所の計画に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

@2歳未満の乳幼児を入所させるために専用の乳幼児及びほふく室を設けた。
A戸の開閉による衝突を防止するため出入口には引戸を設けることとした。
B2歳以上の幼児のため保育室及び遊戯室の床面積の合計を幼児1人につき1.0uとして計画した。
C低年齢児用の大便所の仕切りのとびら高さを保母の肩より低い位とした。
D屋内階段のほかに幼児の避難に適した耐火構造の傾斜路を設け、2階にも保育室を設けた。
B(2u(1.98u)以上)
計画

学校

【問題39】
学校の計画に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

@普通教室の色彩計画では各部のマンセル明度は、天井5〜7程度、床9以上にすることが望ましい。
A南面した教室棟では夏期日中の日射量は南向き鉛直面よりも水平面の方が大きいので、最上階の天井には特に断熱性能を持たせるべきである。
B教室では1時間当たり3〜4回程度の換気ができるような設計と環境管理体制を検討すべきである。
C両面が直接外気に面している型の教室は片側廊下型の教室に比べ約2倍の通風量が得られるので、温暖地の学校には特に適している。
D小学校の全体計画においては低学年教室群と高学年教室群をなるべく分離したほうがよい。
@(天井で9以上、床は5〜7が望ましい)10が一番明るい
計画

商業建築

【問題38】
商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

@スーパーマーケットにおいて客用階段の幅を2.0mとした。
Aスーパーマーケットにおいてエスカレーターの幅を2人乗りの場合120pとした。
B音楽演奏を主とする多目的ホールにおいて客席部分の気積を1席当たり約4.0m3とした。
C事務所ビルにおいてエレベーターホールの奥行きを、エレベーターの籠の奥行き以上にした。
D映画館において客席1席当たりの気積を約4.0m3とした。
B(音楽演奏が主の場合6.0m3が望まれる)
計画

商業建築

【問題37】
商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

@貸事務所の基準階の場合レンタブル比が75%ぐらいあれば経済的、機能的にバランスのとれた設計といえる。
A百貨店の通路面積は純売場面積の15%程度とする。
Bホテルにおいて両側に宿泊室のある廊下の幅員は1.6m以上とする。
C全館にわたり冷暖房空調を行う貸事務所ビル(延べ10,000u)の空調機械室に必要な床面積の合計は400u程度である。
D劇場の客席部分一人当たり床面積は0.5u程度である。
A(百貨店通路30〜50%)
計画

事務所ビル

【問題36】
事務所建築に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

@エレベーターの台数は短時間に混雑する朝の出勤時を基準に算定する。
A大規模な事務所建築では設備工事が総工事費の50%近くになることもある。
B事務室の標準1人当たり面積は5〜10u/人である。
Cセンターコアシステムは基準階面積が小さい場合は必ずしも適当でない。
D全館にわたり冷暖房空調を行う事務所建築(延べ10,000u)の空調機械室に必要な床面積の合計は900u程度である。
D(3〜5%である=300u〜500u)
計画

集合住宅

【問題35】
鉄筋コンクリート造中層集合住宅の設計方針に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

@一般に直下階の住戸へのピアノ騒音は主として窓を通じて伝わるため防音対策として2重窓を用いる。
A窓の大きさと位置は採光や通風を考慮して定める。
B子供が飛び跳ねたり駆け回ったりする音が直下階に伝わることを防ぐために床スラブを厚くする。
C結露防止の点からは押入を外壁に接しない位置に設けることが望ましい。
D妻側や最上階の住戸の熱的な条件を改善するため妻壁や屋根は十分な断熱処理をする必要がある。
@(窓より床を通じて伝わる)
計画

集合住宅

【問題34】
集合住宅の計画に関する次の記述のうち不適当なものはどれか。

@スキップフロア型はエレベーターの停止階が少ないので、共用面積を小さくすることができる。
Aメゾネット型は住戸内の空間に変化をつけやすいので、小規模の住戸に適している。
B中廊下型は敷地に対して戸数密度を高くする目的で用いられることが多いが、通風日照等の条件が悪くなりやすい。
Cバルコニーは日常的な利用や日射の調整ばかりでなく、非常時の避難等にも有効である。
D高層住宅のエレベーターのかごの大きさは、利用者数だけでなく荷物の運搬も考慮して定めることが望ましい。
A(メゾネットは1戸が2階層になるので大規模に適す)
計画・原論

防災

【問題33】
防火・防災に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

@木造家屋の火災の場合、最高温度は家屋の規模とあまり関係がない。
A一酸化炭素濃度が1%の空気中では数分間で人命が危険となる。
B火災室から廊下や隣室に流出した煙は通常0.5〜1.0m/secの流速で水平に拡大していく。
C内装材料を不燃化することはフラッシュオーバー現象に至るまでの時間を遅らせるために有効な手段である。
D多数の人が廊下を同時に避難するときの群衆歩行速度は約1.8m/secである。
D(1.0m/sec)
計画・原論



【問題32】
遮音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

@体育館の下階への床衝撃音を低減するにはスラブを厚くするのがよい。
A集合住宅の隣戸間の遮音性能には界壁ばかりでなく廊下やベランダの窓からの迂廻音も影響する。
B厚いじゅうたんや畳は子供の跳びはねによる床衝撃音の遮断性能が大きい。
C小さな換気孔からの透過音は大きな窓からのそれに比べて量的には小さいが聴感的に問題となることがある。
D普通のサッシュでもサンルームや廊下等をとり、十分な間隔を置いて2重にすると低音から高音まで高い遮音性能が得られる。
B
計画・原論



【問題31】
音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

@音が空気中を伝わる速さは、気温が高くなるほど速くなる。
A音の強さのレベル、音圧レベル及びパワーレベルの単位はいずれもデシベルである。
B界壁の透過損失が40デシベルの場合、室内に75デシベルの騒音があると隣室の騒音レベルは35デシベルになる。
C音波は縦波であり反射、屈折、干渉等の現象を起こす。
D同じ音圧レベルの音が2つ加わると音圧レベルは3デシベル上がる。
B(室内の吸音力等も影響する)
計画・原論



【問題30】
音に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

@音の強さのレベルを40デシベル下げるには、音の強さを1/1,000にしなければならない。
A人間の感覚では80ホンの騒音と70ホンの騒音の差は、60ホンの騒音と50ホンの騒音の差にほぼ等しく感じる。
B1台で70デシベルの騒音を出す機械を4台入れたら室内のレベルは約76デシベルになった。
Cホンとは騒音計のA特性で測定した騒音レベルの単位であり、音のエネルギー量とは必ずしも対応しない。
D95デシベルの騒音と80デシベルの騒音が同時に存在しても合計のレベルは約95デシベルである。
@(1/10,000)
計画・原論



【問題29】
吸音材料に関する次の記述の[   ]の中に入れる用語のうち正しいものの組合わせはどれか。

 カーテンのような薄い布地は主として[ イ ]の吸収に有効であり、その厚さが厚くなるほど[ ロ ]も吸収するようになる。インシュレーションボード(軟質繊維板)の表面にペンキを塗ると[ ハ ]の吸収が減少し、ベニヤ板にペンキを塗っても[ ニ ]の吸収はあまり変わらない。
   イ     ロ      ハ     ニ
@低音    低音    高音    高音
A低音    高音    低音    高音
B低音    高音    高音    低音
C高音    低音    低音    高音
D高音    低音    高音    低音 
D
計画・原論

日照・日射

【問題28】
採光・照明に関する次のイ〜ホの記述のうち、適当なものを組み合わせたものはどれか。

イ.同一視野内に入る、作業面に隣接する部分の輝度は、作業面の1/3程度にすると見やすく、眩しさを感じない。
ロ.美術館では原則として南側の窓を大きくして採光を十分に取り、人工照明は補助手段をして用いる。
ハ.教室の黒板は光幕反射を生じないように、なるべく横方向から光を当てるとよい。。
ニ.昼光率は窓の採光効率を示すのに用いられ、窓が決まれば一つの室の内部ではどこでも一定の値である。
ホ.視力が低下した高年齢者の場合、高い照度を必要とし、光幕反射による影響も受けやすくなる。
  @イとロ  Aイとホ  Bロとハ  Cハとニ  Dニとホ
A
計画・原論

日照・日射

【問題27】
採光・照明に関する次のイ〜ホの記述のうち、不適当なものを組み合わせたものはどれか。

イ.昼光率は室全体に対する窓からの採光量を示すのに用いられ、同一室内ではどこでも一定の値である。
ロ.一般に作業面に対して、それに隣接する部分の輝度は1/3程度にすると見やすくまぶしさを生じない。
ハ.昼光による採光を補う人工照明は、室の奥になる程高い照度にして全体のバランスをとる。
ニ.美術館の照明では彫刻の場合拡散性のよい光で十分な照度があれば、特定の方向からの主光線は不要である。
ホ.室内照明計画では、照度ばかりでなく光源の分光分布・演色性を検討することも大切である。
  @イとロ  Aイとニ  Bロとホ  Cハとホ  Dニとホ
A昼光率=ある点の照度/その時の全天空照度×100(%)
計画・原論

日照・日射

【問題26】
日照、日射等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

@昼間の直射日光による野外の水平面照度は、約3,000ルクスである。
A日射の強さの単位をkcal/u・hで表す。
B夏期における終日日射量は、東側壁面のほうが南側壁面より大きい。
C南側壁面の終日日射量は、夏期の方が冬季に比べて小さい。
D教室の机の面と、その上に置かれた紙面との輝度対比は、1:3程度が望ましい。
@(≒10,000ルクス)
計画・原論

換気

【問題25】
換気に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。

@住宅の便所や浴室など小さな室は新鮮空気が不足するので、給気ファンによる換気が適当である。
A開口部の空気流量は、開口部前後の圧力差と面積に比例する。
Bプロパンガスの漏洩による爆発を防ぐには、床面近くで換気するのがよい。
C局部的な発生源からの汚染物がある場合の換気は、主に希釈換気によるのがよい。
D室の必要換気回数は主に在室人数によって決まる。
B
計画・原論

換気

【問題24】
自然換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

@開口部の換気流量は、開口部面積に比例する。
A開口部の換気流量は、開口部前後の圧力差の平方根に比例する。
B同一風向の場合、風力による換気流量は、風速の2乗に比例する。
C室内外の温度差による換気量は、内外空気の密度差の平方根に比例する。
D室内外の温度差による換気量は、空気の出入口となる2つの開口部の垂直距離の平方根に比例する。
B(風速に比例する)
計画・原論

環境

【問題23】
色彩に関する次の記述の内適当なものはどれか。                

@同じ色でも、小さな面積のものは大きな面積のものより、彩度が上がって見える。
A灰色は色相も明度もなく、彩度だけで表される。
Bマンセル表色系で明度5の色の反射率は50%である。

C彩度が同じであれば、色相を変えても明度は変わらない。
Dマンセル表色系とは、物体表面の心理的に知覚される色彩を色相、明度、彩度という3つの属性によって表示されるものである。
D(1は下がって、2は明度だけ、3は20%)
計画・原論

環境

【問題22】
用語とその単位に関する次の組み合わせの内不適当なものはどれか。                

@熱貫流率 -----------W/u・K 又は kcal/h・u・℃
A圧力損失 -----------Pa   又は oH2O
B光 束 ------------ lx  又は lm/u

C音 圧 ------------ Pa 又は dyn/cu
D騒音レベル -------- dB(A) 又は ホン
B(光束の単位はm)
計画・原論

環境

【問題21】
夏期における事務室内の環境に関する次の数値の内不適当なものはどれか。                

@炭酸ガス濃度-----------1,000ppm
A新鮮空気--------------35m3/時間・人
B一酸化炭素------------30ppm

C温度-----26℃、湿度-------55%
D気流速度------------0.3m/秒
B(10ppm以下)