【問題41〜60】 

計画

都市計画

【問題60】
都市計画に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

@オースマンによるパリ改造計画によって現在のパリ中心部の街並みは形成された。
Aハワードによって提唱された田園都市の考え方はイギリスのニュータウンに反映された。
Bライトとスタインによって設計された新住宅地ラドバーンは都市交通に関するコンピューターコントロールシステムを採用している。
C高蔵寺ニュータウン(愛知県)は都市的魅力を高めるために1つのタウンセンターを中心とする方式で設計された。
D英国の民間組織であるナショナル・トラストは、自然、文化財、及び歴史的環境の保全のために活躍している。
B(ラドバーン:立体交差による人と車の完全分離が特徴)
計画

都市計画

【問題59】
都市計画に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。

@都市の計画的な拡大ではなく無秩序に市街地が広がる現象はスプロール現象と呼ばれる。
A都市の交通計画においては一般に、通過交通、都市間交通、都市内交通の3種の交通を配慮する必要がある。
B都市計画においては土地利用計画や施設利用計画ばかりではなく、環境計画的な配慮も必要である。
C都市の再開発は、既成市街地の都市機能の更新をはかることを1つの目的としている。
D都市の再開発は借家権者を土地の所有権者へと転換を図ることを一つの目的としている。
D
計画

設備

【問題58】
次のイ〜ホの記述のうち不適当なものを組合せたものはどれか。

イ.圧力タンク式給水方式は高置水槽が不要であり、かつ水圧の変動が大きい。
ロ.排水通気設備で設ける通気管は排水管内の臭気を屋外に排出することを目的として設ける。
ハ.大規模な事務所建築の室内ゾーンでは、冬期でも冷房運転が必要となる場合がある。
ニ.厨房用の換気ダクトは給気ダクトの風量より排気ダクトの風量の方が大きい。
ホ.防災センターは遠方監視設備が整っていれば、建築物の何階に設置してもよい。

@イとハ  Aイとニ  Bロとニ  Cロとホ  Dハとホ
C(ロ:通気管は封水が破れるのを防ぐ)
計画

設備

【問題57】
建築設備に関する次の用語の組合せのうち最も不適当なものはどれか。

@空気管 ---------- 火災報知設備
Aドレンチャー ------- 防火設備
Bフロアダクト ------- 空気調和設備
Cコンベクター ------- 暖房設備
Dバスダクト --------- 電気設備
B
計画

電気

【問題56】
電気設備に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

@電圧の種別のうち、「低圧」とは直流では750ボルト以下、交流では600ボルト以下のものをいう。
A動力設備において同一電力を供給する場合、200ボルト配線の方が400ボルト配線より太い電線を用いる。
B単相三線式とは、照明用と動力用の電力を同一回線で供給する方式である。
Cアルカリ蓄電池は一般に鉛蓄電池よりも過充電に対して強く、価格は若干高い。
Dスターデルタ始動器は5.5kw以上の電動機を始動させる場合に用いられる始動器の一種である。
B(2種類の電圧が1:2に送電する場合、2回線設けず1本節約したもの)
計画

電気

【問題55】
照明に関する次の記述のうち正しいものはどれか。

@白熱灯は定格電圧より高い電圧で使用すると寿命が長くなる。
A40W蛍光灯の寿命は100W白熱灯の≒2倍である。
B同じ出力の蛍光灯では直接照明とした方が間接照明の場合より室の平均照度が上がる。
C蛍光灯は白熱灯に比較して周囲温度の影響による光束低下が少ないので使用する場所の温度は考慮する必要がない。
D照明計画においてランプ数が1つの場合、室の面積が一定であればその間口・奥行きの比に関係なく平均照度は一定である。
B
計画

電気

【問題54】
照明設備に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

@蛍光灯は白熱灯に比較して周囲温度の影響による光束の低下が小さいので使用する場所の温度は考慮しなくてよい。
A同じ照明器具を使用しても室の天井の反射率を大にすれば室の照度を上げることができる。
B天井直付け裸蛍光灯を使用して一般事務室の全般照明の照度を均一にしたい場合は、照明器具の間隔を被照面から光源までの高さの1.5倍以下にすればよい。
C間接照明を用いた場合は室内の照度分布が平均化され、また、まぶしさも少なくなるが室内の器物などの立体感が弱くなる恐れがある。
D出力(w)当たりの光束が大きい照明器具を使用すれば、その電源容量をふやさなくても室の照度を上げることができる。
@(蛍光灯→周囲温度の影響は大)
計画

設備

【問題53】
屎尿浄化槽に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

@終末処理施設のない区域において工場に廃水処理施設があれば、便所から排出される汚物をそのまま廃水処理施設に混入してもよい。
A屎尿浄化槽は満水にして3時間以上漏水しないことを確かめなければならない。
B処理対象人員が50人以下の場合は合併処理方式としなければならない。
C合併処理方式の場合は原則として雨水の流入を前提としてはならない。
D単独処理方式の場合は便所に付属する手洗器や浴室の廃水等ならば混入してもよい。
C
計画

設備

【問題52】
火災時における消火設備又は消火活動上必要な施設に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

@連結散水設備 --- 地階における消火活動を容易にするため地階の天井等に散水ヘッドを設けておき、消防ポンプ自動車からの送水により消火水を放射させる設備である。
A連結送水管 ----- 消防隊が高層階にホースを延長する作業にかえて、予め建築物内に送水管を配管しておき、消防ポンプ自動車から送水することにより高層階の消火活動を容易にするものである。
B屋外消火栓設備 --- 建築物の1階及び2階部分の火災を屋外から消火するために設けられる設備で、建物の居住者等により直接使用されることも期待されているものである。
C乾式配管方式スプリンクラー --- 平常は配管内の加圧空気が、湿式の場合の加圧水と同様の働きをするもので、加圧水が凍結する恐れがある場合に設けられる設備である。
D開放型のヘッドを有するスプリンクラー --- 最も標準的なスプリンクラー設備でヘッドは熱感知器を兼ねていて、感熱により開口して散水をするものである。
D(火災時に一斉に開放弁を開け散水するもの)
計画

設備

【問題51】
給水量の計画にあたって建築物の用途別の1日平均使用水量(計画給水量)として次の数値のうち最も不適当なものはどれか。ただし便所はすべて水洗便所とする。

@小、中学校 ------------ 生徒一人当たり -------- 40〜50g
A官庁、銀行 ------------ 職員一人当たり -------- 100〜120g
Bホテル --------------- 宿泊客一人当たり ------- 100〜150g
C共同住宅(浴室付) ----- 居住者一人当たり ------- 160〜250g
D病院(ベッド数100床程度) --- 1床当たり -------- 600〜1,000g
B(200〜300g)
計画

設備

【問題50】
給排水衛生設備に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

@受水槽は防水及び清潔維持のための措置を講じた場合には最下階の床下の構造体を使用することができる。
A一般的に大便器洗浄弁の水圧は0.7s/cuを最低必要圧力とする。
B給水管内の水の流れを急激に停止するとウォーターハンマーが起こりやすい。
C給水管として鉛管を使用する場合はコンクリート中に直接埋設してはならない。
D排水設備において通気管を設けるのはトラップの封水が破れるのを防止することが理由の一つである。
@
計画

設備

【問題49】
空調設備に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。

@空調換気用ダクトの縦横の寸法を換える場合、断面積を等しくすればダクトの摩擦抵抗は変わらない。
A梁を貫通するダクトは円型断面とし梁の端部を避けて分散させる方がよい。
B外壁に取付けるガラリは水返しを付けるので一般に空気通過の有効断面積は50%以下となる。
Cファンコイルユニット方式は別に十分な外気供給方式と併用する必要がある。
Dクリーンルームの計画において人の動線と空気の流れとは密接な関係がある。
@(同じ面積でも偏平な程、摩擦抵抗は大きい)
計画

窓・扉

【問題48】
扉の開き勝手に関する次のイ〜ニの記述のうち適当なものを組合わせたものはどれか。

イ.外部に面する扉は一般に雨仕舞の点からは外開きがよい。
ロ.屋内の避難階段の出入口の扉は各階とも階段室内に向かって開くものとする。
ハ.一般に金庫室、書庫等の扉は外開きにする。
ニ.住宅の玄関の扉は一般に防犯上の点からは外開きがよい。
 @イとロ   Aイとハ  Bイとニ  Cロとハ  Dロとニ
A(ニ>外開きの蝶番は吊りもとが外に出るため×)
計画

車いす

【問題47】
車いすの利用を考慮した建物各部の基準寸法に関する次の記述のうち不適当なものはどれか。

@身障者用便所の内法寸法を2,200×2,800oとした。
A両引き分け戸の自動扉のマットスイッチの寸法を幅1,000、奥行き1,000oとした。
B車いす同士が普通に走行している状態ですれ違うようにするため廊下の有効幅員を1,300oとした。
C室内で車いすが180゜回転するのに必要な最小寸法として直径1,500oの円が内接するスペースを確保した。
D屋内におけるレベル差が750o程度の場合そこに設けるスロープの勾配を1/12とした。
B(車いすの幅650oあり、1,800必要)
計画

寸法・面積

【問題46】
各種建築物とその延べ面積の次の組合わせのうち最も不適当なものはどれか。

@客室数200室のシティホテル ------------- 12,000u
A200台収容の営業用高層自動車車庫 ------ 6,000u
B客席定員1,000人の映画館 ------------- 2,000u
Cベッド数400床の総合病院 --------------- 8,000u
D売場面積18,000uの百貨店 ------------ 30,000u
C(20u/人×400人÷0.4(40%)=20,000u
計画

寸法・面積

【問題45】
建築物の各部分一人当たり必要な床面積と次の組合わせのうち不適当なものはどれか。

@小学校の普通教室 --------- 1.8u/人
A中学校の理科教室 --------- 3.0u/人
B銀行の営業室 ------------- 4.0u/人
C一般的なレストランの客席 ---- 1.3u/人
D市民ホールの客席部分 ------ 0.6u/人
B(6.0u/人)
計画

各種建物共通

【問題44】
日影規制が街並みの形成に与える影響に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。

@同一敷地内に一定規模の建築物を計画する場合、数棟に分けて配置すると個々に日影規制を適用されるので有利である。
A商業地域には日影規制がないが後背地の用途地域によっては日影規制を受けることがある。
B建築物の形状が日影規制に及ぼす影響は、建築物の高さよりも東西方向の幅によるものの方が大きい。
C東西方向に走る広幅員の道路沿いでは、南側地区よりも北側地区の方が日影規制上不利である。
D南北方向に走る広幅員の道路沿いでは、両側街区において日影規制上同様の設計条件となる。
@(建基法で同一敷地内複数は一つの建物とみなされる)
計画

各種建物共通

【問題43】
避難計画に関する次の記述のうち適当なものはどれか。

@センターコアシステムは避難計画上最も有効な形式である。
A屋外避難階段は大きく解放できる窓に接しないよう計画する。
Bエレベーターは避難路として計画すべきでない。
C避難動線計画にあっては、二方向避難の原則を守らなくてはならない。
D一般に避難通路の計画は通常使用する動線を利用した方がよい。
@(好ましくない)
計画

各種建物共通

【問題42】
建築計画の経済的な側面に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。

@地下部分の構造工事費単価は地上部分に比べてかなり割高になる。
A鉄筋コンクリート造の場合、一般にラーメン構造のスパンは6〜8m程度である。
B建築物の階高は工事費を左右する大きな要因である。
C平面計画上耐震要素をバランスよく配置することは、構造工事費の低減に有効である。
D一層の床面積が同じ高層住宅の場合、10階建と15階建を比較すると、15階建の工事費単価の方が安い。
D
計画

構造物

【問題41】
次ぎにあげる建築物において床の材料を決定する際、重要な要素として検討すべき床材料の性質の組合わせで不適当なものはどれか。                

@ホテルの客室廊下 -------- 緩衝性
A大規模貸倉庫 ------------ 耐荷重性
B事務所建築のエントランス ------- 耐摩耗性

C病院の手術室 ------------ 電導性
Dテレビスタジオ ------------ 吸音性
D(カメラの移動等があるので耐久性)