カモ猟師が乗る小型ボートは
千曲川急流地帯を航行するため
転覆の危険性と、常に背中あわせ。

・・・ そこで、まずアンカー ・・・

転覆したら、
船体とロープで結んだアンカーが船外に投げ出され
川底の岩に引っ掛かかって、舟が流されるのを防ぐ。
・・・ 次は、救命胴衣 ・・・ 

小型船舶・法定安全備品
おなじみのコレは胸の部分に厚さがあり
銃の狙いがつけにくい。
 
自動膨張式で流行のこちらも、
銃を肩につける際ひっかかるだけでなく、
膨張用ガスボンベなどがあって、射撃のじゃま。
そこで、

腰につけるウエストベルト型を愛用。
これなら、じゃまにならず、落水時に自動膨張する。
真冬の着ぶくれでも安心なのだ。
 
転覆対策より重要な、転覆しない対策

・・・ 偏光サングラス ・・・

千曲川での航行は往復。つまり ・・・
下りで太陽を背にし、上りは南に向う、つまり逆光。
ましてや季節は冬、太陽は低く、正面から照らす。

難所の急流で川面が光ってても、これをしてれば
水面下の大岩、浅瀬がよく見えるから安心。
はっきり言って、救命胴衣より必需品。
 
 
・・・ 最も重要なのが ・・・

銃と船体を結んだ、このひも。

猟師を始めた37年前、ベテラン猟師が言った。
某所で猟師の乗った舟が転覆、銃が水没、新潟から
潜水夫を雇って捜索した。銃を川に落とすと大変だと。

好きな事で、自分が命を落とすなら仕方ないが
その後で、家族に迷惑をかけるわけにはいかない。

したがって、我が安全対策も ・・・

テッポウ一番、命は二番、三時のおやつは文明堂!