・・・ 飯山市立図書館 ・・・


飯山市各地区の歴史などを(まと)めた 「町村誌史」 が、ずらーっと 並んでる

発行年の古い順に並べてみると、見えてくることがある

町村誌史名 発行年 主な著者
 瑞穂村誌 1938 昭和13年
 太田村史 1954 昭和29年 江口善次
 外様村史 1957 昭和32年 江口善次
 岡山村史 1961 昭和36年 江口善次
 秋津村誌 1966 昭和41年 江口善次
 村史ときわ 1968 昭和43年
 柳原村誌 1970 昭和45年 江口善次
 木島村誌 1972 昭和47年 江口善次
 飯山町誌 1976 昭和51年
 新編瑞穂村誌 1980 昭和55年

得意の ・・・ 独断と偏見で ・・・ 分析すれば

@ 瑞穂(みずほ)村誌は、戦前 昭和13年に発刊され、42年後に続編が発刊されている

  小菅(こすげ)神社松子(まつこ)神事、菜の花まつりなど飯山市随一の文化継承に熱心な地区柄をよく現わしている

A 戦後、他の地区に先んじて村史を発刊した太田(おおた)地区、戸狩スキー場・民宿をいち早く始めた先見の明は

  明治の偉人、戸狩出身の沼田芸平(うんぺい)を排出した先進的地域柄の歴史を引き継いでいる

B 外様 ・・・ 太田村史の著者の手が空くのを待って、すぐさま追随、黒岩山スキー場(後、信濃平スキー場)

   を始めたこと、明治の自由民権運動と相まって、他地区のいいところを直ぐマネる貪欲さ、これまた

   明治の偉人、顔戸出身 平井庄左衛門(しょうざえもん)を排出以来、連綿と続く伝統を物語っている

C 1954年8月1日、町村合併で飯山市が誕生、しかし太田村、岡山村は合併に参加せず独自路線を模索

   結局、両村とも3年後に飯山市に編入、太田村はプライドが高かった、岡山村は野沢温泉村に気があった


このように、各町村誌史 ・・・ ひも解くまでもなく ・・・ 並んだ背表紙見るだけで 「妄想」 に浸れる

・・・ んっ? ・・・

一、二、三 ・・・ 飯山市は10地区あるのに ・・・ 一つ足りない ・・・ 富倉村史が ないっ! ・・・

・・・ なんでだ? ・・・ (つづく