飯山市猟友会主催 シーズン最後のウサギ追いは、全会員の半数が参加して、上段地区 
「勢子」(せこ) は、沢筋を登りながら、木の根元で寝ているウサギを追出す。 
射手は、沢の上で待つ。
30年前なら、これだけの人数がいれば最低10羽は獲れただろうが、今はとても無理。
天敵(キツネ、猛禽類)が増え、ノウサギの数が激減したのが、原因と思われる。

・・・ 第二次大戦前 ・・・

軍隊が軍用防寒具の材料にするため、猟師に大量の野兎捕獲を要請した。
その結果、大日本聯合猟友会(現・大日本猟友会)が組織され、
全国で100万羽もの野兎を捕獲。農林業被害が、まったく、なくなったという。

それから30年、ウサギの数は復活した ・・・ さらに、更に30年、再び激減。
猟師の数が激減したというのに ・・ だ。
ということは ・・・ 天敵が、年100万羽もの野兎を食ってる、ってことにならないか?

ちなみに、キツネは、かつての野兎ほどいるし、鳶・鷹は狩猟対象外だから、撃てない。
・・・ キツネは放獣され、猛禽類は保護された ・・・ その結果 ・・・
生態系が、変わってしまったのではないか、と危惧している。

 ※ 兎は1羽、2羽と数えますが、その理由は、日本人が獣類を口にできなかった時代
    鳥類といって食べたことに由来すると言われておりますが、定かではありません。
    なお、ウサギ肉を黙って出されれば、鳥肉と間違える程、似ています。